モノブライト出口博之の特撮自由帳（３）祝・ライダー45周年！ 記念イヤーに熱く展開した『仮面ライダーアマゾンズ』が描いた“正義対正義”とは!?

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Amazonプライム『仮面ライダーアマゾンズ』紹介ページより。

　ラテン語の警句で、「死は必ず訪れるから、今を生きることに従事しろ」という意味。

　最終話、三崎を食べてしまい動揺するマモルに水澤悠は「人間を食べたって良い、アマゾンなんだから。生きることは他の誰かを食べるってことだ」と諭します。人を食べちゃいけない理由なんてわからない、そのせいでアマゾンが生きていちゃいけない理由なんてわからない。この言葉で、水澤悠は完全に人間側から逸脱しアマゾンとして生きることを認めたことになります。守りたいものを守る、それは過酷な生き方であり、その先には未来が約束されていません。それを考えると、自分も含めたアマゾンを殲滅する鷹山仁の生き方は、未来（自らの死をもって完結）が約束されている、と言えます。
　仮面ライダーアマゾンズの主軸は「死を前提とした生き方」の相違からくる衝突であり、善悪ではなく「正義対正義」の生きるための壮絶な戦いを描いているのです。

　いかがだったでしょうか？駆け足でしたが仮面ライダーアマゾンズについて色々と考察してみました。
　今作はAmazonプライム・ビデオの配信のみでしたが、今月から編集版（食人描写や冷蔵庫に保管している人間の頭はさすがに地上波ではカットですね）のテレビ放送が開始、Blu-ray＆DVD化決定、そして来年には第2シーズンの開始も告知されています。未見の方は第2シーズン前にご視聴することをおすすめします。
　第1シーズンで回収されなかった伏線をどのように回収するのか、新しいアマゾンは登場するのか、駆除班はどうなるのか。今後の展開に想像を膨らませながら、もう一度見返してみようと思います。

■モノブライト公式サイト
http://www.monobright.jp/

・「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」へ出演！
　8月6日（土）国営ひたち海浜公園
※「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」：http://rijfes.jp/

・「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」出演日決定！
　8月13日（土）石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
※「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」：http://rsr.wess.co.jp

・「No Maps presents Sapporo Neutral 2016」へ出演！
10月14日（金）札幌市・KLUB COUNTER ACTION
※・「No Maps presents Sapporo Neutral 2016」：https://no-maps.jp/

 
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