──その日本動画協会から「おたぽる」編集部と、記事の執筆者に対して合計7,200万円払えという通告がきている。これは、ご存じですか?
若林 え~、知っております。
──いつの段階で?
若林 内容については、法的措置を取るという連絡は受けました。
──何日に?
若林 詳しい資料はいまないんですが……。
──口頭ですか?
若林 口頭でも受けています。
──それについて、東京都はどう考えているのか。
若林 それは、日本動画協会が独自に行っているものと認識しております。
──日本動画協会の通告を、東京都は認めるのか、認めないのか?
若林 ……。
──取材し執筆している記事に対して、虚偽であると主張している。編集部からは、代理人に対してどこが虚偽か質問状を送付したが回答がなされていない。このような状況でも、東京都は運営上問題はないと判断している?
若林 あの、あくまでも。そうですね、日本動画協会の判断だと認識しているので、私どもはそれについて、どうこうを述べる立場にはありません。
──問題あると思ってる、思ってない?
若林 私どもは、どうこういう立場にはないと。
──実際、東京都が共催し5,000万円を出資している。その中で、東京都の委託先が行っているのに、東京都は関係ないと?
若林 あくまでも、日本動画協会独自の判断で行っているというふうに認識している。
──東京都は関係あるのか、ないのか、どっちでしょう?
若林 司法の問題は、東京都が関与する問題ではないと考えています。
──一切関知しないし、責任もない。
若林 責任云々ではなくて、あくまでも司法でも裁判上の話ですので。
──いや、この通告書は嫌がらせですよね。どう思います?
若林 そこについては……。
──通告書の原因となっている記事は読みましたか?(記事参照① ②)
若林 見ております。
──虚偽ですか、どうですか?
若林 あの~、私どもでそういう意味では700件は、そうではありませんし……。
──ほかの部分は?
若林 今すぐどうこういう部分はできないですけれども、あくまでも、こちらについては日本動画協会の判断だと。
──あなたは、どう思いますか?
若林 私ですか?
──はい。
若林 私もお互いの司法の関係のやりとりなので、コメントする立場にないと。
──いや、記事を読んだ感想をおうかがいしている。
若林 記事の感想について、私が述べる場面ではないと思いますので。
──記事に真実性があると思っているのか、思っていないのか?
若林 私としましては、日本動画協会からの情報をもらっているので、そことの数字の違いはあると思っています。
──この記事は、訴えるような内容ですかね?
若林 そこは、私が述べる立場にはないと。
──つまり、日本動画協会が勝手にやることだから、東京都は関係ない?
若林 日本動画協会が独自の判断で行っているものだと認識しています。
──じゃあ、一切問題なく開催されていると。こちらでは審査していない作品があることを取り上げて問題にしているわけですが、そのような記事が問題なのだと?
若林 すみません、今、手元にないので正確なことは申し上げられないので……。
──じゃあ、お待ちしていますので。読んできてくださいよ。
若林 ちょっとお待ちください。(註:部下と共に5分ほど離席し戻ってくる)お待たせしました。あくまでも、裁判で係争中のものなので、見解を述べるわけにはいかないので……。
──わかりました。現状、東京都が事務局を委託している日本動画協会は取材を拒否した上に突然、通告書を送付してきているわけです。
こちらとしても、間違いがあれば取材して訂正しなければいけません。そのために、東京都から取材に応じるように働きかけをしていただけませんか?
若林 取材に応じるかどうかも含めて、日本動画協会の判断だと思うので。
──東京都がお金を出しているイベントですよね?
若林 そうですよ。
──お金は出すけど、命令はできない?
若林 あくまでも、こちらについて取材云々というのは、日本動画協会の判断ですよね。
──先日の都議会の一般質問でも、舛添都知事はなるべく情報は公開していくと表明していましたよね。(記事参照)
若林 話していましたね。
──なら、情報が公開されないのは、おかしいのではないですか?
若林 あくまでも、日本動画協会の判断であると思いますよ。
──ちょっと、電話をしてくださいよ。松本さんに取材に応じるように。できませんか?
若林 ん~、その取材に応じるようにというのは、日本動画協会の判断になります。
──できませんか?
若林 取材に応じるかどうかは、一民間企業の判断……。
──一般社団法人ですよね?
若林 一般社団法人であっても。それについて、私どもからどうのこうのということは……。
──電話一本もできないということですか?
若林 そうです。
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