新たな実験的なライブイベント「エースク」主催者が語るアニソンシーン

■アニソンアーティストとの“共演”の夢を、疑似体験できるライブ

――エースクはセットリストを事前に公開し、話題になっていましたが、そういうことにつながっていたのですね。

竹内 わりとみんなが知っている曲を選んではいましたが、知らない人も、こういうのを歌うんだとわかれば、予習できますよね。アーティストがセッションするときもそうなのですが、その曲を聞き込んで、自分ものにして歌うんです。だから、お客さんもいちボーカリストという感じでやれたら面白いんじゃないかなと思いました。

濱田 あと、アーティスト系の方も、アイドルの方も出演しているということで、コラボというのをもっとはっきりさせようという意図もありました。たぶん、既存のライブイベントよりも、コラボの割合は高かったと思います。だから、「歌え俺達!オレライブ!!」も含めて、そういうことをまず先に、お客さんにお知らせしたかったというのがありますね。「あのアーティストとアイドルでこんなことをやるんだ、どうなるんだろう?」というのを、期待してほしかったんです。

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――アーティスト自身も喜んでいましたね。特に、中川翔子さんがとても嬉しがっていたのが、印象的でした。

濱田 そうですね。影山ヒロノブさんと一緒に歌えて、中川翔子さんもすごく盛り上がっていましたね。彼女が盛り上がっているのをみていると、ファンも楽しいし、嬉しいのでとてもよかったと思います。

竹内 出演していたアーティスト自身も、自分が子どもの頃に観ていたアニメの主題歌を憧れのアーティストと並んで歌える喜びがあったと思います。「歌え俺達!オレライブ!!」は、いつかは自分も一緒に並んで歌いたいという夢を体験できるという意味でも面白い企画だと思います。ライブでお客さんは見る側に徹するので、自分が歌って、自分が主役になるというのは、今までのライブではあまりないですよね。

――あまりないという点では、会場には、オタ芸を打つエリアも設けられていましたよね。

竹内 アイドルとアニソンを一緒にやるからには、両方のお客さんがいるので、オタ芸で盛り上がれる専用の“ハイテンションエリア”を作りました。紳士的なファンが多いので、専用のエリアを設ければ、それをちゃんと守ってくれますからね。

濱田 エリアの中で、みんなお互いにハイテンションで盛り上がっているけれど、ぶつからないという、とても紳士的なエリアでした。

竹内 みんな、なれているから上手いんですよね。それを見てもまた楽しめるかもしれない。オタ芸を打っている人たちを見ているとすごいと思います。それだけでも、ライブとして成立するのではないかと思うくらいですよ。でも、こうしたエリアを設けることで、じっくり見たい人には邪魔にならないし、オタ芸を打って盛り上がりたい人は思いっきり好きな動きができるから、そういうのがいいですよね。そういう空間を楽しみたい人たち同士で、また仲間が増えていく訳ですし。

濱田 「アニソン好きな人は、みんな来い!」というイベントなので、アニソン好きも、アーティスト好きも、オタ芸をやりたい人も、みんな楽しんでもらえるイベントだったと思います。ライブも、セットリストを公開していた一方で、もちろん、サプライズもあったから、程よいバランスだったのではないでしょうか。

はなまるぴっぴはよいこだけ

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