爆速クリアと目隠しプレイの“神業”ゲーマーたちの祭典が開催! 全盲ゲーマーの偉業も!

1601_zelda.jpgテリー・ガレットの投稿動画より

 新年早々の1月3日から10日までの間、癌予防基金のためのチャリティゲーム実況イベント「Awesome Games Done Quick 2016」がオンライン上で開催された。参加した実況ゲーマーの面々は、「スピードラン」と呼ばれるやりこんだゲームの“爆速クリア”を会場とオンライン上の観客の前でリアルタイムで披露するなどして、大いに盛り上がったようだ。

■アイマスクを着けてマイク・タイソンに勝利
 盛況の内に幕を閉じた「Awesome Games Done Quick 2016」だが、チャリティーのほうも約120万ドル(約1億4000万円)を募って成功を収めている。今回も数々の伝説となり得るゲーム実況が行なわれたが、エンタメ情報サイト「Kotaku」ではその中でも特に注目に値する“ベスト実況”を取り上げ、いくつか紹介している。

“ピューディパイ実況”のように新作ゲームのインプレッションを口にしながら紹介するゲーム実況とは違い、まさにスポーツ競技のように爆速クリアを目指すスピードランでは、当然のことながら“目をつぶってでもできる”ほどやりこんだタイトルがプレイされることになる。そのためか、実況に使われるのは『スーパーマリオブラザース』や『ゼルダの伝説』など、ひと昔、ふた昔前のタイトルが多くなる傾向がある。

 しかし今回、2015年4月にPC版が発売された“ローグ風”のダンジョン攻略ゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー(Crypt of the NecroDancer)』が登場して新風が呼び込まれることになった。しかも“激ムズ”キャラクターである「コーダ」を使ったプレイでタイムアタックに挑んだSpootyBiscuit氏は、20分かからずに死ぬことなくクリアしたのである。

『クリプト・オブ・ネクロダンサー』ゲーム実況 「Games Done Quick」より

 一方、往年のファミコン世代にとっても懐かしいレトロなタイトルもまだまだ健在だ。1980年代のボクシングゲーム『パンチアウト!!』のプレイを実況したSinister氏とZallard氏は、なんと“目隠しプレイ”でプレイに挑み、アイマスクを着けたままコントローラを手にしてゲームに登場する対戦相手を次々に撃破。そして見事に最後に待ち構えるマイク・タイソンを相手にKO勝利を飾ったのだ。

『パンチアウト!!』を目隠しプレイでクリア! 「Games Done Quick」より

 同イベントの趣旨はあくまでも“爆速クリア”だが、この“目隠しプレイ”にも人気が集まっており、昨年のイベントではRunnerguy2489氏が『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の子供時代を1時間半かけて“目隠しプレイ”でクリアして会場を沸かせた。会場だけでなく実況では15万人以上が固唾を飲んで目撃していたということだ。

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