爆速クリアと目隠しプレイの“神業”ゲーマーたちの祭典が開催！ 全盲ゲーマーの偉業も！

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■全盲のゲーマーが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をクリア
　文字通り“目をつぶってでもできる”ほどやりこんだタイトルだからこそ可能な、目隠しプレイという“神業”だが、先日、任天堂のアクションアドベンチャーゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を全盲のゲーマーがクリアに成功したというニュースが報じられて話題を呼んでいる。

　この偉業を達成したのはコロラド大学でエンジニアリングを学ぶテリー・ガレットだ。全盲のゲーマーである彼は、11年からこの『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のクリアを目指して奮闘を続けてきた。ゲームをプレイする際には椅子の両側に設置した2つのスピーカーの音を頼りに、ゲーム空間での自分の位置を割り出し、登場するキャラクターや敵を識別しているということだ。またニンテンドー64のエミュレーターを使ってソフトを起動させていて、これによってこまめにセーブをしながらゲームを進めたのだという。

　投稿された動画では彼がその都度解説しながらゲームを進める様子が繰り広げられており、操作しているゼルダの剣さばきはまさに“バーチャル座頭市”である。攻略に乗り出した11年5月から約4年半という長い道のりの間、彼の投稿動画のファンは攻略方法や参考になる他のプレイ動画などを彼に教えてくれ、彼は大いに助けられ、励みにもなったという。応援してくれたファンとともに達成したゲームクリアでもあったのだ。

　この後もまだまだ彼のゲーム実況は続くということだが、一方で今年から本格化するVRゲームを鑑みれば、確実にサウンドの3D化が進むことも明らかであり、視覚障がいの方々にとってゲームがこれまで以上に身近になってくる可能性もありそうだ。
（文／仲田しんじ）

【参考】

・Kotaku
http://www.kotaku.com.au/2016/01/the-best-runs-of-agdq-2016/

・Polygon
http://www.polygon.com/2016/1/4/10707692/blind-gamer-beats-ocarina-of-time-video-legend-of-zelda

 
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