eスポーツで“大学おこし”!? アメリカの大学が続々と「eスポーツ奨学金制度」を導入

1511_columbia.jpg「コロンビアカレッジ」公式サイトより。

 NCAA(全米学生体育協会)のカレッジフットボールやカレッジバスケットボールなどはプロにも匹敵する人気を誇っているが、そのようなメジャーな大学スポーツに将来e-sportsが加わることになるかもしれない!?

■優れたe-sports選手の学費を一部免除

 アメリカの大学では徐々にe-sportsがスポーツ種目として認められてきており、e-sports選手の奨学金プログラムも採用されはじめているという。

 米・ミズーリ州のコロンビアカレッジでは先日、e-sportsである『League of Legends』選手の奨学金プログラムを導入したと情報サイト「The Daily Dot」が報じている。

 コロンビアカレッジによれば現在、e-sports『League of Legends』を2チームと、他のe-sportsのプレイヤー2名の発掘・獲得に動いているということだ。また来年秋に“e-sports部”が正式に創設されるまでの間の契約コーチを現在募集しており、カンザスシティとセントルイスの地域で才能あるゲーマーの発掘とリクルート活動を任せるという。そしてこれまではサッカー用のロッカールームとして使用されていた建物を改修して“e-sports部”の部室とし、PCや各種ゲーム機を取り揃えていつでもゲームがプレイできる環境を整えるということだ。

「e-sportsは未来のことではなく、現在の出来事です。ビデオゲームにおける本物の技能は、他の伝統的なスポーツと同じく素晴らしくかつ正統なものであり、優れたスポーツなのです」(スコット・ダーリンプル学長)

 ちなみにこのダーリンプル学長も毎日のようにビデオゲームを楽しんでいるゲーマーで、昨年に学長に就任した矢先にCBSの番組とタイアップして学内でEAのフットボールゲーム『マッデンNFL』のゲーム大会を開催して自身も参加。学長に勝った学生には一年間の教科書が無償提供されたということだ。

 コロンビアカレッジ“e-sports部”担当のブライアン・カーティス氏によれば、来年秋から始まる「e-sports奨学金制度」は、希望して審査をクリアした学生に授業料の一部が奨学金で補填されるシステムだという。昼間学生が対象で、在学中は成績を一定以上(2.0 GPA)維持しつつ“e-sports部”の活動に毎日参加しなくてはならない。アメリカへの留学を考えていてゲームも好きだという学生の諸君は、留学先の候補に入れてもいいかもしれない!?

League of Legends (輸入版)

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これであなたも目指せアメリカ!

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