ストリングスの生演奏で少し違うやなぎなぎを届けた「color palette～2015 Silver～」

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シンガーソングライター・やなぎなぎ

　独特な世界観と優しい歌声が魅力のシンガーソングライター・やなぎなぎ。2012年のデビュー以来10枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしているほか、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』シリーズ、『終わりのセラフ』などのアニメソングも数多く手掛けている。

　そんな彼女が10月17日、18日にコンセプチュアルライブ「color palette～2015 Silver～」「color palette～2015 Gold～」を開催した。この「color palette」という題名の付いたライブは昨年から行っており、1回目となる前回は「Blue」をテーマに、野外ライブが行われた。そして今回の色は「silver」と「Gold」ということで、どこか大人な雰囲気を持つステージとなった。今回は17日に行われた「color palette～2015 Silver～」の模様をお伝えしていく。

■雰囲気から既に色づけが始まっていた

　今回のライブ会場となった大久保にある東京グローブ座はミュージカルや舞台演劇なども行われる事もあってか、非常に気品溢れる会場だ。さらに今回のライブでは、ステージ上方にシャンデリア、舞台中央には白いソファや机、ランプが置かれておりなんとも上品な雰囲気が全体に漂っており、気分はまるでクラシック・コンサートを訪れたかのよう。
　開演時刻になると会場が暗転。ストリングス隊の調弦の音が響く中、一筋の光がステージを照らす。ここで登場したやなぎはTVアニメ 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のオープニングテーマ「ユキトキ」を披露した。

　やなぎが「皆さんこんにちは！　「color palette～2015 Silver～」一緒に楽しみましょう」と挨拶すると自然とファンたちも座席から立ち上がり、大きな熱気が会場を包み始めた。
　ちなみに今回のライブは、ストリングスとキーボード、ドラムスという一風変わった編成となっており、弦楽器のシンフォニーが楽曲をリードするようなイメージとなっていた。原曲はスピーディなポップチューンという趣だった「ユキトキ」も、そのタイトル通り、どこか雪解けの季節の暖かさにも似た柔らかなサウンドとなっていた。

 
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