ストリングスの生演奏で少し違うやなぎなぎを届けた「color palette～2015 Silver～」

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■人気アニメソングが披露されたライブ後半！

　ライブ中盤では、切ない恋愛ドラマが話題を呼んだ人気アニメ『凪のあすから』楽曲の「アクアテラリウム」「三つ葉の結びめ」、そして今回のライブのテーマのも通ずる「金属」をタイトルに冠した楽曲「錫の繋ぎめ」の3曲が続けて披露された。ここでは青から緑。緑から白と楽曲に合わせて観客の持つペンライトの色も変わっていき、「三つ葉の結びめ」のサビではやなぎの手振りに合わせて観客全員でペンライトを振って一体感を高めた。

　MCを挟み、今度は「鱗翅目標本」「音のない夢」「Rainy veil」「忘れないた為に」という、スローナンバー4曲が続けて披露された。しっとりと歌い上げる楽曲こそ、やなぎなぎの真骨頂、ということで、このセクションはまさに会場をやなぎなぎ一色で染め上げるこの日のハイライトだったと言っても過言ではないだろう。また通常のライブとは違い、ストリングスの生演奏のため、曲と曲との間に演奏者たちの独特の間が生まれるのも今回のライブならではの要素だったのではないだろうか。この「生」の肌触りこそが、彼女が表現したかったことなのかもしれない……。そんなことすら感じさせられる。

　ライブは早くも終盤戦。バンドメンバー紹介を挟み、やなぎはアッパーチューンでラストスパートをかける。まず「Sweet Track」では、今まで溜めていたものを爆発させたように観客は総立ちで大盛り上がり。これにはやなぎも腕を上げて観客のエネルギーを受け止めていた様だった。流れるように「クロスロード」へ。駆け抜けるような爽やかなバンドサウンドに、観客の持つペンライトも跳ねる様に揺れる。そして最後は万感の思いを込めつつ、いつもより少しだけスローテンポなデビュー曲「ビートロ模様」で締めくくった。

 
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