ストリングスの生演奏で少し違うやなぎなぎを届けた「color palette~2015 Silver~」

 オープニングナンバーが終わると改めてファンへ向けて挨拶したやなぎ。今回の「silver」と「Gold」をテーマに据えたライブについて、「(金と銀は)キラキラした色ですし、(今回のライブは)こういう会場なので、クラシカルで大人っぽいライブを目指していこうかなと思います」というコンセプトを解説。ファンもそんな彼女の意図を汲んだのか、続いて披露された心地の良いピアノの伴奏から始まる「インテンションプロペラント」、静かで幻想的な雰囲気を持つ「helvetica」では、ペンライトを振るファンこそいたものの、一般的なアニソン系ライブのように拳を上げたり、歓声やコールを送るスタイルではなく、静かにやなぎの歌に身をゆだねる観客の姿が印象的だった。それはやなぎのパフォーマンスや、会場の雰囲気などから、コンセプトがしっかりと観客に伝わっていたためだろう。

 また今回のバンド編成について、「皆さんがいつも聞いて下さっている楽曲がちょっと変わって聞こえればいいなと思って」というやなぎのコメントが、今回のMCで語られたが、そのコンセプトを体現した楽曲が、4曲目に披露された「テトラゴン」だろう。原曲ではテクノポップ的な印象を受ける楽曲だが、今回のストリングス・アレンジによりグッと勇壮な雰囲気を持つ曲へと変貌していた。

 やなぎ曰く「ストリングスが大変なゾーン」という5、6曲目で披露されたのは「Ambivalentidea」「白くやわらかな花」だ。ここでは、それまで立ち上がっていた観客もここで一度着席。「Ambivalentidea」はピアノの重く、美しい旋律に、「白くやわらかな花」ではのびやかなバイオリンの音色が描く世界観に引き込まれた人も多かったのではないだろうか。

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