【ICAF2015】誕生したアニメーション学科の成果は? 久保亜美香と石田祐康が振り返る大学時代

icafretro4.jpg石田「ICAFは学生の感覚を共有できるというか、『こんなことをやりたいんだ!』という熱量や純粋な思いを感じる特別な場だと思ってます」

石田「久保さんが1期生だったことの話は僕もよく分かります。僕は 2期生なんですが、1期生が何かてこずってるなぁってのが傍から見えてたので。自分たちが『さあやるぞ!』ってなった時に 1期生と内容が変わってたりとか、授業自体がなくなってたりとか」

 石田の出身校である京都精華大学では、2000年に芸術学部に開設されたマンガ学科が06年に学部へ昇格。その下にアニメーション学科が新設された。一方、工芸大ではアニメーション学科から07年にマンガ学科、10年にゲーム学科がコースより昇格した。

■「看板作品」が早速誕生 工芸大の『おはなしの花』、精華大の『フミコの告白』

『フミコの告白』(2009年)

 在学中、久保は『おはなしの花』、石田は『フミコの告白』で注目された。いずれも卒業制作や課題でなく、自主制作というのがポイントだ。

久保「1年から任天堂のゲームセミナーに通ってたんですが、タマグラ(多摩美術大学芸術学部グラフィックデザイン学科)の井上精太さん(現:任天堂)と自主制作しました。なので学校の課題としてではありません。ゲームを作ってきた3年間と、あとは課外活動をしていたので、押井守監督の『立喰師列伝』に携わらせて頂いたりとか、そういうのの集大成として作りました。

『おはなしの花』(2006年)

 作品が作れると思ったのは『おはなしの花』の段階です。それまでは割と1つのことに絞らずにいろんなことを体験しようって気があったので、とにかく学生時代は走り回ってて今では考えられないくらい体力があったなと思います。森ビルの1000分の1のモデルを作るバイトをしたりとか、学校よりも外の方が多くて、授業は受けるだけでその後に都心に出て行って終電で帰って、夜中に課題をやって朝になったら学校に行ってってのを毎日繰り返してるっていう。それが何となくできちゃってるのが1期生ですね」

 一方、石田は『フミコの告白』の前にアップした『 rain town』のPV(08年)が密かに話題となっていた。

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