話題となった『木の葉化石の夏』の武蔵美に注目? ICAF2014が国立新美術館で開催!

 9月25日より、六本木の国立新美術館にてインター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(以下、ICAF)2014が始まる。2002年から続けられてきたICAFは、参加校の推薦作品を一挙に見られる上映会として、毎年関心を集めている。年明けの記事でも触れたように(参照)、各校の卒業制作展を見て回るのは大変なので、そうした観点からも貴重なイベントと言えるに違いない。

 ICAF作品の上映だけでなく、04年に『アンパンマン』で知られる故・やなせたかしさんによる特別後援として「やなせたかし奨励賞」が設けられるなどしてきた。国立新美術館が会場となったのは07年からで、同年のシンポジウム「アニメーションを学ぶ学生に告ぐ!」(登壇:映像クリエイター・寺井弘淟、アニメ監督・細田守、アニメーション作家・山村浩二)、翌08年の基調講演「押井守はかく語りき!~アニメーションを学ぶということ」などが実施されてきた。

 特に08年のシンポジウム「中島信也吠える!~今注目の若手アニメーション作家3人を迎えて」は、今となっては時代を先取りする結果となっている。登壇者は過去のICAF参加者から、アニメーション作家の加藤久仁生さんと田中紫紋さん、アニメ監督の森田修平さんであったが、そのうち加藤さんは翌09年のアカデミー賞で短編『つみきのいえ』が受賞、テレビシリーズ『東京喰種』の監督・森田さんは、今年のアカデミー賞で短編『九十九』がノミネートとなったからだ(ちなみに田中さんは当時の『報道ステーション』のオープニングを制作。卒業制作『新聞史』のテイストが、そのまま活かされていた)。

 ICAFでは大学の作品が多めであるものの、専門学校も参加している。例えば11年に閉鎖した東映アニメーション研究所も08年まで参加していた。専門学校は基本的にグループ作品となるが、現在クレジットでよく名前を見かけるスタッフが参加していた作品もある。

アニメの教科書

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