同人誌の審査に、ネット情報は当てにならない!? 初心者が同人活動を始めてみると…【通販委託編】

――おなじみのコミックマーケット(以下コミケ)を始め、日本全国、毎週末や祝日など、多種多様な同人イベントが開催されている。けれども、同人初心者からすると右も左もわからないことばかり! そんな同人活動をライターが初めてやってみた! 奮闘の記録をお伝えしたい。

150816_hitoridojin_image.jpgイメージ画像:同人誌即売会の様子。

■「在庫はわわ」になってしまって

 同人誌の即売会でサークル(同人誌を頒布する側)の嫌われる行為のひとつに「完売はわわ」がある。イケるだろうと思う数よりもはるかに少ない数しか刷らず、当然イベント開始1時間くらいで完売してしまい「え、ちょ、え、待って待って、ウソ、ごめんなさい!もう完売してしまいました><」と確信犯的につぶやく行為のことだ。やる側は気持ちがいいだろう。

 この「はわわ」。確信犯的なものもあれば、二次創作の場合、イベント直前に原作で神展開があり急にバブルが到来したなどの不可抗力もあるはずだ。以前まんだらけを取材した際(参照)に「アニメ(の二次同人人気)は水モノ」との話もあった。「イケるだろう」と思う数を読むこと自体が難しい。そもそも自費出版のコストは著者が負う。「在庫リスクを負いたくないから、多く刷らない」だって方針のひとつだ。しかし買う側にしてみたら、サークル主が「はわわ、はわわ><」したいがために、並んでも買えないサークルよりも、数回のイベントでしっかり同じ作品が頒布され続け、しかも同人通販大手で通販してくれる、そんな流通力のあるサークルの好感度が上がるのも事実だろう。

 著者はこの間はじめて同人誌即売会にサークルとして同人誌を頒布した(参照)。その際に少部数であれば、多少多く刷っても料金があまり変わらないがために、じゃあちょっと多く刷ってみようかな(本音:へへっ、もしかしたら売れちゃうかもだし……)と刷ってしまったのだ。そして今、自宅では在庫がじっとりとした存在感を放っている。なので通販をすることにした。

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