異色すぎるメンバー構成ができるまで

男性ボーカル、オカマ、5歳児…異色アイドルユニット、青SHUN学園の正体とは?【インタビュー前編】

1409seisyun_6.jpg(写真/幸田昌之)

SHUN そうだよね~。で、3歳の時に青SHUN学園に所属して、4歳の時にZepp ダイバーシティ東京でワンマンをし、5歳の今、日本青年館でワンマンライブをして、メジャーデビューまでしてしまったんです! だから、それだけでも面白いですよね。僕らって、オーディションなどでやりたい人を募りますけど、ここでやりたいというのであれば、「じゃあ、やろうか」って感じなので、今いるメンバーは“そこでやりたいと手を挙げてくれたから”という感じですね。関東だと中学生くらいのメンバーが、メインのオーディエンスに受けがいいですが、基本は中高校生から20代前半までのアイドルが人気だと思うんです。でも、それ以外の魅せ方ができる強みというのは、やっぱりいいですね。メンバーもそう思ってるんじゃない?

原田 そう。なんていうのか、私は一人ひとりが大事だと思うんです。個性がたくさんあるので、それをひとつひとつ大事にして、私たちの強みをいろんな人に知ってもらいたいと思っています。

――なるほど。

SHUN あとなんか、芸能人の方々に取り上げてもらえることが多くなったよね。

原田 小さいキッズ(青SHUN学園の幼年メンバー)の子とかは特に。

SHUN りゆだよね。

原田 恒松りゆちゃんは、ほかのアイドルさんにも気に入ってもらっていて、夢みるアドレセンスの志田友美ちゃんがTwitterに書いてくれたり、ほかの有名アイドルさんもTwitterに、りゆちゃんのことや「開放~オーエーオー~」の“オーエーオー”のかけ声をつぶやいてくれたりとか……。

SHUN ホント!?

伊達 そうですよ?

SHUN え~、知らなかった〜。マジで!?

原田 そうです。りゆちゃんのこともそうですし、“オーエーオー”のこともつぶやいてもらって、そこからまた新しい方に青SHUN学園という存在を知ってもらえたりしています。

SHUN だから、お客さんによく言われるんです、「“家族サーカス団”みたいですね」って。確かに、5歳のメンバーがいてもおかしくないですから。

■オカマメンバーの夢は大河ドラマ出演!?

――では、なぜオカマメンバーがいるのですか?

伊達 もともと、SHUN with Fun’sdという男性グループのメンバーだったのですが、このユニットは歌やダンスだけでなく、お芝居とかコントもやっていて、そのライブで披露したお笑いコントの中で、女装したキャラがあったんですよ。それが非常に受けがよくて。

SHUN なんだろうね、オカマキャラが受け入れられるのは。まあ、似合ってるからいいんじゃない?

伊達 ホントですか!

SHUN 伊達ちゃん、気持ちワルカワイイもん!(笑)。

――男性でいる時の伊達さんには、オネエ要素はあるのでしょうか?

伊達 あんまり……。

SHUN 嘘つけ〜! この人、俳優志望で夢は大河ドラマに出ることなんですよ、男役で。それで、もし偉いプロデューサーさんが来て、「君、ちょっと僕と付き合わない?」って言われたらどうするのって聞いたら、「付き合います!」って(笑)。お前、ガチやないかーって思いました(笑)。

伊達 それは仕方ないでしょ~。

SHUN 仕方なくないよ~。

伊達 大河ドラマに出るのは、夢ですから。

SHUN 確かに。彼は母子家庭で、今21歳なんですけど、もう一つ夢があるんだよね?

伊達 母に家を買ってあげたいんです。東京と福岡で活動することが多くなったので、いつか僕も東京に出てきて、しっかりと活動したいと思っているから。そうしたら家を買って、母とも一緒に住みたいと思っています。楽な暮らしじゃないですけど、家を買って、恩返しをしたいと思っています。

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