「第15回広島国際アニメーションフェスティバル」【Part7】

キリンの高飛び込みに、日本題材作品も!! 第15回広島国際アニメーションフェスティバル・受賞作品をピックアップ!

 セミナーをメインにお届けしてきた「第15回広島国際アニメーションフェスティバル」レポートシリーズの最後として、やはりコンペティションで受賞した作品などもいくつかピックアップしておきたい。

 海外の短編作品は重厚で難解なものが多いと身構えてしまう人も少なからずいるだろうが、その理由の中には“セリフ回しで作品の流れを追うことに慣れてしまっている”というのもあるように思われる。本稿では“リハビリ”というほどではないにしても、肩の力を抜くのに適した作品を紹介していこう。

■『PIK PIK PIK』
http://vimeo.com/99350876

1409_hiroanim_pik.jpgPIK PIK PIK/Dmitry Vysotskiy

 まずは国際審査員特別賞(6作品)を受賞した中から、ロシアのドゥミトリー・ヴィソツキーさんによる『ピック・ピック・ピック』。曲とキャラクターの動きをシンクロさせた作品なので、見ていて楽しくなる。敵対していたキツツキとアリが後半で協力体制となるドラマ仕立ても面白い。

■『No time for toes』
http://vimeo.com/68109759

1409_hiroanim_notime.jpgNo time for toes/Viis varpaista

 次は、観客賞を受賞したフィンランドのカリ・ピエスカさんによる『ノー・タイム・フォア・トウズ』。観客賞はまさに観客の最多得票が賞に反映されるので、納得の受賞となった。いわゆる「子育てあるある」をテーマとした作品なので、幅広い年代の支持を得られるに違いない。

■『CHOIR TOUR』(TRAILER)
http://vimeo.com/59947709

1409_hiroanim_choir.jpgCHOIR TOUR/Edmunds Jansons

 それから木下蓮三賞を受賞したラトビアのエドムンズ・ヤンソンスさんによる『クワイア・ツアー』。子供の聖歌隊が引率の先生の言うことを聞かずに「自由行動」を繰り広げる作品である。聖歌隊を追いかける先生のドタバタ劇だが、この作品もやはり「曲」が印象に残ると思う。

『ピック・ピック・ピック』と『ノー・タイム・フォア・トウズ』は、ネットで全編配信されている。『クワイア・ツアー』は予告編のみとはいえ、見どころは充分に伝わるのではないだろうか。

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