愉快なトークあり、熱いライブありのフリーライブイベント「Geroの泉～REBIRTH～」レポート！

• ツイート
• 

■熱く、バカバカしく、それでいてクールなライブ！

(写真／松本孝之)

　ノリのいいトークの後は、お待ちかねのライブがスタート！

　まずはアーケードゲーム『ポケモントレッタ』主題歌「GO！ポケモントレッタ!!」とニューアルバムにも収録されてる3rdシングル曲「吾輩はオス猫である」で、フリーライブの幕は上がった。作詞・作曲を手掛けたのは、ヒットメーカーのヒャダイン。彼お得意の、なんでもありなパーティチューンだが、受けて立つGeroもありとあらゆるボーカルスタイルを駆使して、まるでジェットコースターのような疾走感とバラエティ豊かな仕上がりとなっている、濃厚な一曲だ。

　尾崎豊ばりのメロウな導入から、激しいビートが駆け抜けるイントロに突入すると、会場からは「よっしゃいくぞー！」の掛け声とともに、楽曲にも盛り込まれているMIXと呼ばれるアイドルのライブでは定番のコールがスタート。さらに歌詞の掛け合いやサビでの合唱など、とにかく一体感がハンパじゃない！　この盛り上がりにGeroのテンションも上がりきったのか。ここでは書けないアブないギャグもアドリブでぶっこんできたり、CD音源以上にコミカルに歌い上げたりとやりたい放題だ。この場でクールにステージを見ている方が逆に恥ずかしくなってしまうほど、情熱的なステージであった。自分も取材じゃなかったら、きっと一緒にオタ芸を打っていたことだろう。

(写真／松本孝之)

　続いての曲は、やはりヒャダインが手掛けたアッパーチューン「うどん」だ。うどんへの愛情を、バカバカしい下ネタとともに歌い上げる問題作だが、この曲でも当然のごとく観客もGeroと合唱！　ファンのノリの良さは圧巻である。ちなみにイベント当日の７月２日は「うどんの日」であった。狙ってこの曲をチョイスしたのか、どうかは……不明である。

　そしてライブのしめを飾ったのは、メジャーデビュー曲でもあるテレビアニメ『BROTHERS CONFLICT』主題歌「BELOVED×SURVIVAL」だ。ここまで見せてきたコミカルな表情から一転、キラキラのポップチューンをさわやかに歌い上げるGero。グイグイと前のめりに疾走するバンドサウンドに合わせて、オーディエンスから自然にクラップが巻き起こる。まさにライブのフィナーレにふさわしい一体感と、盛り上がりにサンシャインも大きく揺れた。

(写真／松本孝之)

　ミニライブの後は、会場でのCD購入者を対象とした握手会が行われた。そこではファン一人ひとりに、まるで友達のように気さくな表情をみせたGero。コミカルな表情、カッコいい表情、さわやかな表情、人懐っこい表情……。まるで万華鏡のように、様々な表情を見せて観客を巻き込んでいく。そんなGeroの持つタレント・パワーを見せつけるようなイベントであった。

　とにかくイベント全編から感じられたのが、彼の旺盛なサービス精神だ。観客を盛り上げたい！　そして、そんなどこまでもピュアで、貪欲なエンターテイナー魂に身をゆだねる楽しさと安心感も特筆もの。今月２６日よりスタートするライブツアーも、きっとそんな彼の思いが詰まったものになるはずだ。まだGeroのステージを未体験という読者は、ぜひ一度体験してほしい。ハマること必至だ！
（取材・文／有田俊[シティ・コネクション]　写真／松本孝之）

■「SECOND」
アーティスト：Gero
発売日：2014年7月2日
品番／価格：
【初回限定盤A (CD+DVD)】GNCL-1252 / 税抜価格 2500円
【初回限定盤B (CD+CD)】GNCL-1253 / 税抜価格 2500円
【通常盤 (CD)】GNCL-1254 / 税抜価格 2000円
発売元・販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2
 
• 3
 
• 次のページ