「『アニソングランプリ』がなければ、アニソンアーティストになっていなかった」“アニグラ”出身・小林竜之が語る思い

──第7回に挑戦するまでに、どんな努力をしましたか?

小林 第6回を受けた時、審査員の方からステージ上での立ち振舞いや表情が硬いと注意されていたので、まずはそこを気をつけなければいけないなと思いました。今まで鏡を見て練習したことがなかったので、自分がどんな顔をして歌っているかも全く知らなかったし、ステージをどう使うかも考えていなかったんです。第7回を受けるにあたっては、もう同じ失敗をしたくないという気持ちがありました。そこで、第7回が開催されるまでの1年間は、ステージ上での自分は観ている人にどういう印象を与えればいいのかということをすごく研究したんです。もちろん、歌の基礎も勉強しました。それまでただ歌手になりたいと思っていただけで、本格的に音楽の勉強をしたことがなかったので。

──その努力が実って、第7回大会で優勝されたんですね! 今回、第1回優勝者の喜多修平さん以来の男性優勝者ですね。

小林 そうなんです。僕、ずっとアニソングランプリを観ていて、1回目に優勝した喜多修平さんに憧れていたんですが、その後の優勝者がずっと女性だったので、「男はもう無理なんじゃないか」って思っていたんです。でも、「もし次に男性が優勝するのであれば、自分が優勝して喜多さんと肩を並べて歌えるアーティストになりたい!」という思いが強くありました。今回実際に優勝できて、喜多さんと同じ舞台で活動していけるのがすごく嬉しいです!

──喜多さんのどんなところに憧れていたんですか?

小林 「アニソングランプリで優勝して、すごいな」という思いもありましたし、もちろん歌声もすごく好きです。あとは雰囲気が爽やかでキラキラしていて、そこに憧れていました。喜多さんを見て、自分ももっとキラキラしたいって思い始めて、外見も磨くようになったんです。

──そうなんですね。喜多さんとは昨年のANIMAX MUSIXで共演されましたよね!いきなりの大きな舞台で緊張しましたか?

小林 はい。横浜アリーナで歌うなんてはじめは想像もつかなくて、どうしたらいいかわからなかったです。同時に、憧れていた先輩といきなり一緒に歌うなんて、いいのかなとも思いました。緊張や不安も大きかったんですが、いざステージに立ってみるとそんなに緊張せず、とても気持ち良く歌うことができました。それはきっと始まる前に、喜多さんが気さくに接してくださって、緊張をほぐしてくれたからだと思います。終わったあとは、喜多さんが「無事終わったね! よく歌ったね! 堂々としていてよかった!」って褒めてくださって。2人で舞台を乗り越えて絆が深まりました!

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