「『アニソングランプリ』がなければ、アニソンアーティストになっていなかった」“アニグラ”出身・小林竜之が語る思い

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■アニソンやアニメのファン目線を、自分の中で整理していきたい

──グランプリ獲得後、憧れていたこの業界に実際に入ってみて、想像通りでしたか? それとも想像とは違う世界でしたか?

小林 もともとどんな雰囲気なのかイメージできていなかったので、すべてが新しく感じていて、ワクワクしているというのが正直なところです。ただ、今はプロとして走り出し始めたばかりなので、まだまだアニソンやアニメのファンでいる自分がいるんです。他のアーティストさんのこともファン目線で見てしまって。もちろん好きなのはいいと思いますが、そのままだときっと同じ場所で歌うための気持ちの整理ができなくなってくると思うんです。だから少しずつ自分の中で整理していきたいです。

──今後アニメ作品のタイアップ曲を歌っていく中で、気をつけたい部分はありますか?

小林 アニメの好みというのはもちろん僕にもあるんですが、今後はこれまで好んで見てこなかったタイプの作品にも、寄り添っていかなければいけないと思います。決めつけや固定観念を捨てて、どんどんいろいろなものを観て、吸収して、好きになっていくことが大事だなって。どんなジャンルのアニメタイアップのお話を頂いたとしても、きちんとそのアニメの世界観を表現するということを意識して歌いたいです。

──先ほども話題に出たように、今、“アニソンアーティスト”という一種のジャンルが確立されていっていますよね。それについてはどう感じていますか?

小林 すごく嬉しいことだと思っています。自分が今まで遠回りしてきた道を取り払ってくれた感じですね。かつては歌手になって、ある程度知名度を上げてからアニソンを歌うという道が普通だったと思いますが、今ではアニソンを歌いたかったらアニソンに特化したオーディションを受けることができますから。自分自身も「アニソングランプリ」がなければ、きっとアニソンアーティストになっていなかったと思うんです。“アニソンアーティスト”という職業が確立されたことによって、たくさんの人がそれを目標にするようになったと思います。

──確かに、そうですね。では最後に、アニソンアーティストとしての目標を教えてください。

小林 目標は、たくさんの人の笑顔が見られるアニソンアーティストになることです。これからたくさんのアニソン好きの方にお会いして、みなさんの前で歌を歌って、たくさんの方を笑顔にしていきたいです!
(写真・文/福島槙子)

■小林竜之
オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/kobayashitatsuyuki/

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