TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』シンジュクのチームはまとまっているがヨコハマは…?第7話

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』公式サイトより

 今回はシンジュクメイン回。なのだが、他ディビジョンたちにもちょこちょこと出番や前振りがありどこのディビジョンファンも嬉しい全方向に配慮された回になっていたように感じた。まだ2回目のシンジュクメイン回だが、毎回独歩がトラブルに巻き込まれているようだ。リーダーは神宮寺だがそれだと話がそこで終わってしまうからなのだろうか……。

 いつもの如く社畜として仕事に追われる独歩。ハゲ課長もいつものように、自分は暇な癖に独歩に仕事を押し付けてくる。今日はディビジョンバトルの日で確実に定時で上がらなければならないのに……とフラフラして書類をばらまいてしまう。それを拾うのを手伝ってくれたのが、一葉という同僚だった。

 彼は独歩を一方的に知っており、彼が今日ディビジョンバトルの日だということも知っていた。独歩のラップスタイルが好きだといってくれて麻天狼の応援をしているから、と仕事を手伝ってくれた。いい人である。彼のおかげで独歩は定時で仕事を上がり、ディビジョンバトルに駆けつけることができたようだ。

 一方、始まったディビジョンバトルでそれぞれのグループは勝ち星をあげていた。バスターブロスの面々も初回の戦いでは圧勝を飾っていた。このディビジョンバトルを取材として追いかけているトム、アイリス、太郎丸たちは順番に回っていたのでは写真が撮り切れない、と判断して個別に各チームを追いかけることに。

 太郎丸はシブヤに、アイリスはヨコハマに向かう事に。それぞれクセの強いチームにつくことになりそうだが、大丈夫なのだろうか。

 太郎丸の向かったシブヤでも、Fling Posseが一回戦を突破していた。だが、勝ったことで気分を良くした幻太郎と帝統はそれぞれ自分勝手にそのまま帰ってしまう。せっかく一緒にごはんでも食べようと思っていた乱数だったが置いてけぼりを食らった感じだ。その様子を見ていた太郎丸はぶしつけに、不仲なのでは? と切り出してしまう。だが、乱数は腹の中で彼がトムと一緒にいた男だと瞬時に見抜き、トムのSNSの影響力を鑑みて、彼と親しくなっていた方が得策なのかもしれない、と彼を食事に誘うことに。

 太郎丸はそのような彼の腹の内など全く気付いていないようだが、恐竜のDNAを持ってるなど自慢して、乱数と食事にいくことを受け入れていた。この一見合わなそうな二人の出会いが今後何かに影響してきそうだが……?!

 一方トムは麻天狼の神宮寺を訪ねていた。以前麻天狼の記事を挙げていたカメラマンという認識でトムとあいさつを交わした神宮寺だったが、実はそれよりも前に二人は会っていたのだという。トムと会った記憶がない、と困惑する神宮寺にそれも無理はないとトムは笑う。彼はいぜん紛争地帯の野戦病院で神宮寺と出会っていたのでだそうだ。その時は包帯をぐるぐるに巻かれてミイラのような状態で、彼に看病してもらっていなかったら死んでいたのだという。命の恩人というわけだ。

 そのお礼と、その時にいた助手の話を神宮寺に振るが、その助手は今昏睡状態にありその真相を明らかにするために、神宮寺はディビジョンバトルを勝ち進まなければいけないと考えているようだ。

 話の途中で独歩たちが迎えにきたことで、中断されてしまったが神宮寺も過去にかなりの重いものがありそうだ。

 麻天狼がディビジョンバトルに挑んでいる間、事件は起こる。シンジュク内の宝石店で強盗事件が起こったのだ。神宮寺の勤めるシンジュク中央病院にいつもの警部たちが聞き込みにやってくるが、今回は麻天狼を、ひいては神宮寺を疑えないと愚痴をこぼす。どうやら、この強盗事件は連続で起こっており、さらにこの事件が起こる際には毎回麻天狼がディビジョンバトルを行っているという完璧なアリバイがあるからなのだそうだ。

 独歩は今日も社畜生活を送っていたが、前回助けてくれた一葉がいることで、少し気持ちが楽になった様子。お互いに声を掛け合える知人ができるだけで気の持ちようはだいぶ違う。

 彼は前回のディビジョンバトルも見ていてくれたようで、とてもよかったと感想を伝えてくれた。一緒にハゲ課長の愚痴を言ったり、次回も邪魔されるのではと独歩が心配すると、そんなことはさせないと心強い言葉をかけてくれる。

 二人で一緒にいる所を一二三が目撃し、声をかけてくる。独歩の幼馴染である彼は、独歩が誰かと親し気に歩いている姿を見たことが無かったのだ。お祝いに一杯やろうと半ば強引に二人を居酒屋へと引きずり込んでしまう。

 麻天狼のファンである一葉は勿論一二三のこともよく知っている。彼に憧れない女性はいない、と一二三のこともほめてくれる。だが今回は自分の話よりも独歩の話! と一二三はなぜ一葉が独歩と仲良くなったのかを知り違った。

 一葉は独歩とは何か通じるものがあると感じているらしく、それを聞いた一二三は一葉はどんなブラックホールを持っているのかと尋ねてみた。

 彼は明日世界が滅びるならどこで何をしているかをよく考えるという。彼は晴海の埠頭で東京を眺めるだろうと答えるが、中々そんなことを考えるやつはいないからさすが独歩の友達だ、と感心される。

 彼は、独歩をしってラップバトルを始めて聞き、自分も初めて見たが予選にも選ばれない程度の実力だったそう。独歩が自分と近いと思ったけれど、いい仲間と巡り会い自分とは違う一面をみつけたんだと一方的にさみしい気持ちになったこともある、と告白を続ける。だが、最近になってそんなどろどろした気持ちを吐きだせる場所を見つけたともいっており、独歩は一葉のその活動を応援すると約束した。

 数日後、ディビジョンバトルが近く迫っていたある日、独歩にいつも仕事を押し付けてくる上司が階段で誰かに突き落とされ入院したという知らせが届いた。

 この件を受けて、なぜか独歩と一二三は神宮寺から呼び出しを受ける。直属の上司のことなので独歩が呼ばれるのはわからないでもないが、なぜ一二三まで呼ばれたのか。それには理由があるようだった。

 この件と、最近シンジュクで頻発している強盗事件これらがつながっているのではないかと考えたからだ。

 神宮寺は二人に、この強盗事件のことを話していなかったが、警察から麻天狼のディビジョンバトル中に起こるということと、事件に使用されている機器が医療関係のものであることから、独歩の働いている会社が関連していると踏んでいたようだ。だが、独歩はディビジョンバトルに出ているゆえ無関係だと思っていたが、今回狙われたのが独歩の上司だったため、彼が犯罪の片棒を担いでいると思われるのも癪であり、何か知らないかと聞きたかったのだという。

 独歩は使われている機器や狙われた上司のこと、さらにその話の最中に一葉から贈られてきた「最後に君に会えてよかった」というメールから、彼が一連の事件に関わっていることを確信する。

 独歩は彼が話してくれていた晴海の埠頭へと、二人を伴って駆けつける。そこには、伊てほしくなかったが一葉が強盗の仲間たちと共に日本から脱出するための船を待っていたところだった。

 彼は犯行の理由を、世間の注目を浴びたらまた独歩と同じになれると思ったからだと語った。独歩は友達ができたと純粋に喜んでいただけに、彼の行動にただただ悲しい思いをするだけだった。

 一葉は、独歩にシンパシーを感じていたがまた同時に戦いたいとも思っていたと、ラップバトルを挑んできた。その挑戦を受ける独歩。

 毎回強い言葉で戦う印象のラップバトルだが、今回はどこかしっとりとした印象。お約束の爆発もなかったが、それでも独歩は一葉を撃退した。

 居場所がわかると知りつつも、最後に独歩に連絡をしてきたのは、彼に救いを求める気持ちがどこかにあったからだろう。犯罪者として逃げきることもできたのかもしれないが、独歩たちがきたことで、ある意味一葉は救われたのかもしれない。

 シンジュクのチーム、なんだかんだまとまりがよく仲もいいように感じる一方、次回のメインとなりそうなヨコハマディビジョンはどこかバラバラな様子。予選を勝ち上がって入るが、事件が入ると入間はそちらに出向いてしまう。今回も、予選直後に無線が入りそちらに向かわなくてはならなくなっていた。この事件が長期化した場合、入間は明日のラップバトルに参加できなくなってしまう可能性がある。そうなると不戦敗になってしまうが……? 果たして、ヨコハマは勝ち抜くことができるのか!?

TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』シンジュクのチームはまとまっているがヨコハマは…?第7話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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