TVアニメ『魔王学院の不適合者』アヴォス・ディルへヴィアとの直接対決はあるのか?第8話

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TVアニメ『魔王学院の不適合者』公式サイトより

 魔剣大会決勝はアノスとレイの一騎打ち。ただし二人の腕につけられたブレスレットからアノスは魔力を吸い続けられるというハンデが背負わされている。

 多少のハンデがあったところでアノスが負けるという結果がありえないことはわかっているのだが、レイの母親すらも人質に取られていることから決定的な一撃をうつには至らない戦いが続く。

 だが剣を交えている間に、レイも様々な思惑を背負わされて戦っていることを吐露し、それは自分が望んだ戦いでなく、契約に背いて死ぬくらいならばアノスと思い切り戦って勝利を収めると決意する。

 アノスはその心意気を買い、レイと真剣に勝負を楽しむことにする。その戦いは一般の目には早すぎて映らぬほどの速度で進み、お互いが少しずつ負傷しながらも楽しく真剣な勝負は続く。 

 だがアノスの片腕が飛ばされ、レイの胸に剣が突き刺さりお互いが重症を負いながらもアノス勝利で決着がついたかのように思われた。

 だが、そこで現れたのはメルヘイス。彼がこの戦いでの諸々を仕組んでいたようだ。アノスとレイ異空間に飛ばされ、アノスを倒すためにレイを利用して魔力を削ろうとしていたことを知らされる。

 普通転生したものは過去の魔力の1割ほどしか使えないのにも関わらず、それでも強大な魔力を使っているアノスは脅威だったのだ。

 七魔皇老のうち3人がアノスに反旗を翻す形をとる形で立ちはだかったが、アノスの顔から余裕の笑みは消えることはない。

 アノスとレイは示し合わせたりはしていなかったが阿吽の呼吸で、即座に七魔皇老の二人を倒してしまう。レイの深淵には裏切ったら命を奪うという仕掛けがなされていたが、アノスが魔剣大会の決着をつける際にその仕掛けをすり替えていたのだ。

 あっという間に窮地に追い込まれたメルヘイスは、アノスが転生前に使った世界を分断する壁を操りアノスの手の届かない空間へと逃げようとするが、そんな手もすべてアノスの前には無に帰してしまう。

 メルヘイスは最後にまたしてもレイの母親を盾にするが、子を思うレイの母の勇気と、それに手を貸したアノスの力でそれすらもあっという間に打ち砕かれてしまう。

 もう諦めなよ、アノスの前では何したって無駄だよ……というくらいやることなすこと全部アノスがぶち破ってきてちょっとメルヘイスに同情しかけてしまう。だが、彼自身も実は他の誰か、現在の歴史で元魔王とされているアヴォス・ディルへヴィアが操っていたのだ。前回、アノスにあった後にアヴォス・ディルへヴィアの手のものに襲われていたらしい。

 アヴォス・ディルへヴィアの手が自分に近いところまできていることが発覚したが、とりあえず今は魔剣大会だ。メルヘイスに事後処理を任せ、アノスは元の時空で魔剣大会の決着をつけることに。

 結果はもちろんアノスの勝利。アノスは自分が勝利できたのは父の作った魔剣のおかげであることを高らかに宣言する。もちろん父を喜ばせるためでもあったが、それ以外にもこの宣言は別の効果を生み出した。

 レイの母は、精霊病を患っており先の戦いで消滅したかのように思われたが、根源の元に「魔剣」があったらしく先ほどのアノスの宣言のおかげでこの魔剣という言葉の噂を広めることが出きてレイの母の生命力が強くなったという事らしい。

 このあたりの説明がいまいちわかりづらいけれども、またしてもアノス様が全てを救ったんだな、くらいの認識で大丈夫な気がする。

 兎にも角にも、魔剣大会で大勝利をおさめ、レイとの絆も強くなり有能な腹心の目も覚めさせることができ、サーシャからほっぺにチューもしてもらって、今週もアノス様は完璧なのだった。

 後半戦はアヴォス・ディルへヴィアとの直接対決に持っていくまでのことが描かれるのだろうか。話数が限られている中で、アノスが魔王として全ての民を跪かせるところまで描かれるのかどうか、楽しみにしたい。
(文=三澤凛)

TVアニメ『魔王学院の不適合者』アヴォス・ディルへヴィアとの直接対決はあるのか?第8話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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