TVアニメ『魔王学院の不適合者』ほのぼのとアノスの両親が活躍!?第6話

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TVアニメ『魔王学院の不適合者』公式サイトより

 全体的には日常ほのぼの回だ。いろんな意味で強いアノスの両親たちが、本当にアノスのことを大事に思っているのが伝わってくる。

 班別対抗試験の祝勝会として恒例のアノス宅での夕飯にレイとミサも招かれる。この家キノコグラタンしかメニューがないのかな? というくらいに毎回キノコグラタン。友人たちからだといいづらいだろうけど、さすがに毎回だと飽きがこないだろうか。

 アノスのアルバムを見せてもらって本当にアノスが生まれたてほやほやであることを知ったり、両親がアノスが魔王になるという夢にむかって頑張るために沢山応援することを誓ったりと賑やかな時間を過ごす。その中で今日アノス班入りが決まったレイとミサは団らんから離れて外の空気を吸っていた。

 お互いの健闘をたたえ合うなど、班別対抗試験の話題が主だったが、レイはミサが半霊半魔の子であることを話題に上げる。そういった出自だと寿命が短いといわれているが、ミサは現状どこにも異常などが無く元気に過ごしている。その理由が気になったようだ。

 ミサはアノスにも転生前にいた精霊と通ずる部分があるといわれていたことからも、特別な存在ゆえに生命力にも何か影響を及ぼしているのかもしれない。どこか深刻そうな表情をするレイは、一体何を考えていたのか?

 そして学校では、レイとアノスが魔剣大会の参加者として選ばれたという通達が。だがアノスはこの皇族至上主義の学校が行う大会に自分が選出されるのは何か裏があるのではないかと考え、レイとの再戦を心から楽しみにすることが出来ないでいた。

 そこに七魔皇老の一人メルへイス・ボランがアノスに会いたいという伝言が入る。メルヘイスはアノスに会った瞬間に涙を流し始める。彼も記憶をなくしていたが、会った瞬間に根源的な記憶がよみがえりアノスこそが魔王であると確信したのだという。

 彼もアノスが命を落としたところから記憶が途絶え、その後アノスが張った結界の外で目を覚ましたという。そこから結界の中に入るまでの魔力を回復するまでに100年の月日を必要とし、戻れた時には歴史に残る魔王の名前は改ざんされた後だったという。

 今回の魔剣大会にしてもやはり何者かがアノスに対して策略を巡らせているようだ。メルヘイスはアノスに魔剣大会を辞退するように進言するが、アノスは即答はせず考えておく、とだけ答える。

 実際魔剣大会に出場するには魔剣を各自用意する必要がある。家ではミーシャが母親から料理を教わり、アノスの帰りを待っていた。家には学校からじきじきにアノスが魔剣大会にでることになったという知らせがあったようで、母はだいぶソワソワし父はそのために出かけたらしい。自分のために料理を作ってくれた礼として、アノスはミーシャに何でもしてやるぞ、と声をかけるとミーシャは一緒にお出かけをしたいと答える。

 二人は翌日、ミーシャの好きな場所へと出向くことに。ミーシャの好きな場所、それは魔法模型店。魔法の力を使ってガラス玉の中に模型を作りそれを展示・販売している店のようだ。ミーシャはこの店の常連で自分が作った作品も販売してもらっている様子。アノスも来た記念にと自分たちの住む町の精巧な模型を作り店員を絶句させる。ぜひ買い取らせてほしいという要望を断り、二人は店を出る。その模型どうするのかと思ったら。アノスは魔法で指輪を作りその模型をはめ込んでやりミーシャにプレゼントする。ミーシャに指輪を上げるのは2回目である。

 アノスはミーシャの目をほめ、さらに創造の力が自分よりも優れていると指摘し、そこを伸ばせばもっと役に立つと伝えたことでミーシャはやる気を漲らせる。そして、そんな話をしていた場所の近くに猫カフェがあることに気付き、さらにときめいてしまう。

 あまり感情がないミーシャがときめくのは珍しい。早速アノスと猫カフェに訪れた二人。その二人の前に一匹の黒猫が。それは猫の姿をかりたアイヴィス。彼は姿を変えて色々なことを探っておりその報告に現れたようだ。

 ミサの所属する統一派には裏で糸を操るものがいるが全く正体は掴めない状態だということ。さらにこの町には正体不明の人物が存在しているがどうしてもその正体までたどりつくことが出来ないのだという。彼もアノスの魔剣大会出場には難色を示しており、判断のつかない情報が多いことからも、何かしらの罠が仕掛けられているのではないかと考えているようだ。

 どちらにしろ、決定権はアノスにあるので、彼はそこでもまた答えを保留にしたままで魔剣大会の当日を迎えた。母親も試合を見に来ており、大きな会場で最愛の息子が注目を浴びるのを楽しみにしていたが、父の姿は見えない。何やら秘密がありそうだが、母はごまかすばかり。

 早速試合がはじまると第一試合はエミリア先生の弟さんとアノスとの試合。まだ出るかどうかも決めておらず、そういえば魔剣の準備もしていなかったアノス。果たしてどうするのか、と思っていると観客からアノスに対しての野次が飛んでくる。

 混血であることや、中々会場に出てこないことから逃げたのか?などと嘲笑も聞こえてくる。この声に誰よりも強く反応したのはアノスの母だ。息子を悪く言われることに耐えられない。と息子がいかに素晴らしいか、息子の夢を笑う事は許さない、という啖呵はアノスの耳にも届く。

 さらに、父がアノスの元に駆けつけ自らが作った魔剣をアノスに託す。この魔剣を作るために父がいかに苦労したかを物語るいでたち。それすらも気にすることはないと息子の背中を押す。両親の想いを受けて、何か策略があるかもしれないから出ないなどとは言っていられない、とアノスは会場に姿を見せる。アノスが本気を出したらあっという間に勝負は終わりそうだ。

  次回も両親活躍回か? 段々物語も進展してきたかのように見えるが、レイのキャラクターが今後のカギを握りそうだ。
(文=三澤凛)

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