アニメ『フルーツバスケット 2nd season』忌み嫌われるべきネコ憑きとどう時間を過ごす?

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『フルーツバスケット』公式HPより

 今回は原作11巻60話と61話のエピソード。別荘にいる間のお話は基本的に原作に忠実に進めていくようだ。
 
 いつも通りにふるまう由希の姿に戸惑う透くん。それというのも前日に思い詰めた顔で額にキスされたらいやでも気になってしまうというものだ。由希のほうは透くんに一方的ではあっても心情を吐露したから幾分すっきりしたのだろう。

 ただ戸惑っている透くんを見て、自分が心配をかけていることも自覚しているのか、心配をかけてごめんと謝罪する。だが、キスをしたことについては謝らないよ、と強気の発言だ。おでこにしただけなのに、この強気は何なのだろうか。あといちいち距離が近すぎるのも気になる。

 とにかく由希に関しては多少心配な部分も緩和されたが、せっかく別荘に来ているのに連日十二支の面々は慊人に呼び出されてしまい一緒に遊ぶことができない状況に。透くんと夾の二人で留守番となってしまうが、二人は砂浜でお城を作って過ごすなど微笑ましい雰囲気でいっぱいである。
 
 二人で砂浜で過ごしている際に、夾の身に着けているブレスレットの話題が上る。先代から受け継がれているというそのブレスレットは、人骨と血を固めて作ったとされている。そこまでして抑え込まなければいけないネコ憑きという存在。毎回、この話題になると辛そうな顔をする夾がただただ切ない。

 透くんも同じ気持ちになるのだろう、そんな彼を支えようとする姿勢をみせるいいシーンだったのだが大きな波で雰囲気も台無しに。

 だが二人はそんなアクシデントも一緒に楽しめるいい関係になってきた。そんな二人を遠くから見ていたのが慊人だ。十二支はほぼ透くんに会っている、という情報を得た慊人は最後の十二支紅野を見せびらかしてやろという気まぐれを起こし彼女の元に向かっていた。

 他の十二支たちを全部自分の手元に越させ、ネコ憑きと二人きりにさせることが慊人なりの嫌がらせだったのだが、忌み嫌われるべき存在のネコ憑きととても楽しそうな時間を過ごしている姿を見て、嫌がらせの方法を変えねばならないと、慊人は踵を返して戻り、翌日に必ず夾を自分の元に連れてくるようにと命じるのだった。

 透くんがまだ出会っていない紅野ともう一人の十二支。馬の十二支憑きの依鈴だ。彼女はかなり体力を消耗し馬に変身した姿で透くんの前に現れる。かなり気が立っている様子で、自分がここにきていることを誰にも話すなとすごむ。その場に由希も現れたことで場は収まったが、彼女は一体何にそんなに怒りを燃やしているのか。

 次週も原作通り進むのだとしたら、夾のエピソードが中心になるのだろうけれどフルバの中でも屈指の名シーンが登場するはず!
(文=三澤凛)

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