第7話「 美味かったよ 」
バザールにやってきたリヒトー一行。ナナの店の仕入れをするため、露店街を散策するリヒトーと陽菜だったが、そこにリィンが現れる。リヒトーと睦まじげなリィンに対抗心を燃やす陽菜。そのふたりの様子を見たナナは含み笑いを浮かべながら、陽菜とリィンによる「リヒトー争奪お料理バトル」の開催を宣言する。はたしてふたりが作る料理とは?
このアニメマジでやる気があるんだろうか……。 本当に構成が壊滅的すぎる。作画が不安定なのは仕方がないとしよう。だけどストーリーは別のはず。企画段階でもう少し話を詰める必要があったのではないか? いま、製作者たちもこのアニメを面白いと思っているのかすら、不安に思えてくる。
陽菜とリヒトーが同じ布団で目が覚めるところからスタート。リヒトーの慌て具合から見て、陽菜が勝手にくっついて眠ったのだろう。このメインヒロインである陽菜の設定が一番フワフワしている。
伝説の撃墜王を探して世界中を探し回り歩き回る旅をしてきたはずだ。しかし今回立ち寄った町で「こんなに活気のある町は初めて!」と発言。そんなに秘境ばかりを捜し歩いていたのだろうか?
ヒロインはちょっと天然で優しくて可愛く、だけど芯は強い! という理想的な設定を付けたいがため、行動に説得力がなさ過ぎる。その結果、魅力も半減どころの騒ぎではない。
そして都合よく現れた第2のヒロイン、リィン。彼女と陽菜が遭遇したので、なぜか板挟みにされるリヒトー。まったく心当たりがないだけに悲惨だ。それを面白がったナナが、突如リィンと陽菜で料理対決を行うことを決めてしまった。なんでだ。
流されて対決を受け入れるWヒロイン。家庭的な料理をいそいそと作るリィンと、見た目ののんびりした雰囲気とは真逆に、陽菜はその場で狩ってきたクマやイノシシをさばいて料理を作る。確実にリィンの圧勝かと思われたが、見た目に反して陽菜の料理が美味しかったこともあり、勝負の行方がリヒトーに託された。
しかしその時、ジェイル中尉が彼らの前に現れた。周囲を気にせず、構わずに攻撃をしかけるジェイル。軍の人間として、緊急性もないのにこの周りへの配慮の無さははんなのか。あとカウンターの偽装をまたきちんと施しているところについクスッとしてしまった。
自分の信念が全うできなかったからだなんだとリヒトーを捕まえようとするジェイル。だが私利私欲に走って一般市民を巻き込むような戦いをするような奴がきれいごとを抜かすのはおかしいだろう。
結局周りの状況を見て闘えとナナにその決闘は中断させられ、なぜか全員仲良くお酒を囲むことに。すると案の定酔い潰されてしまい、そのすきにリヒトーたちは逃げることに成功。またしても彼らを追う事になった軍の面々。いや、馬鹿すぎるでしょ。
Cパートで少し展開があったが、面白くなる期待が全く持てないでいる。少しでいい。面白いと思える部分を見つけたい。
(文=三澤凛)
アニメ『プランダラ』Wヒロインが料理対決を行うも物語全体の構成が壊滅的すぎる……第7話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、そらのおとしもの、プランダラ、水無月すうの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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