アニメ『バビロン』満を持しての本編再開!自殺法が拡大していく中、舞台はアメリカに移り…第8話

アニメ「バビロン」公式サイトより

 野崎まどさんのサスペンス小説「バビロン」シリーズのTVアニメ、第8話がオンエアされた。

第8話「希望」

 議会選挙を終え、新域では自殺法の本格的な運用が始まろうとしていた。齋拉致計画の一件から謹慎処分を受ける正崎に成す術はなく、無力感に苛まれる日々を送る。そんなある日、正崎の元へとある人物が訪れる。

 衝撃的すぎる前回からほぼ丸っと一か月再放送だけを放送し、年末にやっと新エピソードがオンエア。前回のサブタイトル「最悪」の名に恥じない、本当に最悪の展開から正崎は一体どうなったのか。

 にぎわうバーのような場所で酒を飲む正崎の隣には、亡くなったはずの九字院や文緒の姿が。瀬黒以外は全て自殺として処理され、正崎がいくら訴えても曲世について調査が伸びることはなかった。

 さらに選挙が終了してから斎は表舞台に姿を現し、この先がどうなるか全く予想ができないし、亡くなった盟友たちの幻影と共に酒を飲みかわす正崎の姿に不安しかない…‥。
  
 正崎はあの事件のあとに謹慎処分を言い渡され、なかなか一緒に過ごす時間を持てなかった妻子とともに動物園に行ったりと、日常生活を過ごしている。しかし、TVから流れる新域が制定した自殺法の報道をみるたびに、眉間にしわを寄せる日々だった。

 さらに曲世と思わしき人物から「正義はどっち?」という問いの書かれた荷物が届く。そこには卵が二つ入っており、片方はただのゆで卵。もう一つはひよこになりきれなかった羽化途中のタマゴ……。

 さらに彼は守永部長に呼び出され彼の辞職を聞かされ、瀬黒の父に謝罪を行うなど職場や日本国内がどんどん変わっていっていることを痛感する。しかし、この不穏な空気は日本だけではなく世界をどんどんと覆っていくことになる。

 正崎が目にしたニュース速報は、新域の次に自殺法をフランスが認めたというニュース。そこから舞台はアメリカに飛ぶ。アメリカ合衆国国務長官が、フランスが自殺法を認めたことを揶揄する。
 
 新たに場面は変わり、一人の外国の男性の思い出話が突如始まる。昔から病弱でそれを気に病み色々なことを思案するようになった彼は、大学時代にオンラインゲームにはまる。試行錯誤を繰り返し、トッププレイヤーとなった彼が出会ったスタイル抜群の美女。
 
 知らない女が出てきたら曲世だと疑うようになってしまったのだが、このエピソードにどう曲世が絡むのだろうか? とにかく彼は彼女と出会った8年後にこのエマという女性と結婚し、一人息子を設ける。

 息子と妻と暮らしながら、 オンラインゲームは継続している彼。そのオンラインゲームの中でも自殺法についての意見を交わし合う場面が見られた。さらには彼の息子から「自殺はしてもいいの?」という質問をぶつけられる。

 彼が思案を重ねる中、4つ目の自殺法容認国が生まれてしまう。世界をどんどん飲み込んでいく自殺法。世界は死とどう向き合っていくのか。この状況にテイラーらアメリカ合衆国大統領を支える面々は、焦りを抱えて大統領の元へ急ぐ。
 
 そう、突如半生を語り、自殺法についての思案を重ねた男アレックスこそアメリカ合衆国大統領だったのだ。彼は今回から始まった第3章からの主人公となるのか。彼にも曲世の悪の手が伸びてくるのだろうか。

 『バビロン』は日本国内にとどまらず世界へと広がっていく。1月いっぱいで完結するようだが、本当に完結するのだろうか。これからも注目していきたい。
(文=三澤凛)

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