アニメ『バビロン』世間を揺るがす自殺法の制定…どう認めさせていくのか?第4話

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TVアニメ「バビロン」公式サイト

 【読む劇薬】と呼ばれた小説家・野崎まどのサスペンス小説が原作の『バビロン』。第4話がオンエアされた。

第4話「追跡」

 齋の宣言から1日が経ち、世間は混乱をきたしていた。依然として姿をくらましている齋の捜索が急がれる一方、現段階では齋の行動に違法性を問えない事実にも直面していた。そんな中、正崎の元に新任事務官として瀬黒が配属される。

 斎の宣言から1日で、日本国内の自殺者は実に4倍に膨れ上がり、電車のほとんどが人身事故でストップするなど混乱が起こっていた。

 しかし、依然として斎本人の身柄は確認されず不気味な沈黙を守っている。そんな中警察では斎をどうしたら逮捕・拘束することができるのか頭を悩ませる。

 現行の日本では「自殺を認める」ということを法で裁くことができない。さらに新域は国家の実験場という側面を持っているため、そこで行われたことも日本の法律で裁くことができない。調べれば調べるほど精巧に仕組まれた計画だということが浮き彫りになり、手も足も出ない正崎たち。

 調査を進める正崎に、新たにパートナーがあてがわれる。瀬黒陽麻というその女性は、法務事務次官の姪だという。どこかツンとしたイメージのある女性で、正崎自身は彼女に嫌われているという印象を持った。

 ある日、速報ニュースで斎からの声明が発表される。それは第1回新域域義会議員選挙の開始を知らせるものだった。

 斎がセンセーショナルに発表した自殺を認める自殺法。これは日本国民の大半が反対の意を表明していた。故にその法案を可決するか否かを新域の中の民主主義で決定しようというのだ。

 日本の法律とは異なる新域は、選挙に関しても独自のルールを発表した。それが

1、日本国民で、新域内に住所を有する住民は、域議会議員を選挙する資格(選挙権)を有する
2、選挙権を有する者は、域議会議員に立候補する資格(被選挙権)を有する
3、全ての立候補者は、自殺法に対する所信を表明する
 
 というものだった。

 居住期間の指定や年齢制限がないため誰でも即日投票が可能になってしまい、また年齢制限がないゆえに、赤子だろうとお年寄りだろうとだれでも立候補が可能である。また、候補者は自殺法に関する考えを明確にしなければならないというのは、斎と同意見なのかそうではないのかという事を明らかにせねばならない。

 大多数が不快感を表している自殺法について、彼はどんな勝算を持っているのだろうか。声での発表ばかりで、彼自身がどんな状況でこの騒動をコントロールしているかは分からないが、負ける勝負などしないのではないかと予想される。それはこの大多数の意見をひっくり返せるだけの策があるということだ。

 謎の女曲世愛が姿を見せないというのが気になる、この後どのような展開になっていくのか。メインキャラでも命を落とすようなので油断ならない展開だ。
(文=三澤凛)

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