アニメ『バビロン』謎の女・曲世の素性を調べるため京都へ そこで判明する恐ろしい過去とは?

TVアニメ「バビロン」公式サイト

【読む劇薬】と呼ばれた小説家・野崎まどさんのサスペンス小説「バビロン」シリーズのTVアニメ第5話がオンエアされた。

第5話「告白」
謎の女・曲世の素性を調べるため、正崎と瀬黒は京都にいる叔父の元を尋ねる。そこで語られたのは、曲世が中学生の頃に学校で起きた不可思議な事件。そして、担当医として彼女のカウンセリングをした彼自身の信じがたい実体験だった。

 毎週ドキドキしながら鑑賞している。新域という現代にはない世界観。架空のものと認識はしているものの、実現する可能性を感じると一気に身近なものになる。この感覚はなかなか言い表せない。

 今回は正崎は曲世の出生をたどり京都へ。ここでは彼女の叔父がひっそりと病院を営んでいた。

 正崎はこの叔父から、曲世の過去やその人間性を聞くと、「悪い子」という普通の叔父が姪に抱くであろう感想とは思えない言葉が出た。

 そもそも曲世は、養子として7歳のころに迎え入れられた。そのころ、叔父はメンタルクリニックを経営しており、そこそこに忙しい毎日を送っていたという。

 中3のころ、曲世から同級生7人をカウンセリングしてくれないかという連絡があったそうだ。診断してみると彼らは全員「全般性不安障害」だということが分かった。その原因は曲世であり、全員が彼女に“犯された”と口にする。

 何か性的な接触を持たれたわけではない。彼らはただ愛と「話をした」だけだ。それなのに、なぜ彼らはそのように感じたのか。それは彼女の異常な魅力にあった。

 叔父である彼も、姪っ子をひと目見ただけで欲情したという。大の大人でもそうなのだから、思春期の男子などひとたまりもなかったのだろう。

 叔父は愛に対して感じた欲望が罪悪感となり、診療所をたたみ、縁もゆかりもないこの京都に身を寄せたのだという。曲世が昔から人を惑わす存在であったことを知った正崎。今まであっただけで人を惑わす人間がいることに対して疑心暗鬼だった瀬黒も信じざるを得ない。

 だが、彼女の人となりを知っても彼女がどうやって64人を一斉に自殺にもちこんだかはわからない。そのとき、再び斎開花からコメントが発表された。

 それは選挙の前に自殺法賛派・反対派で公開討論会を行うという発表だった。賛成派はもちろん自分が出演。反対派は何人出てきても、誰が出てもいいという。現在姿をくらましている斎が公の場に出てくるというのか、そしてこの公開討論会の真意とはなんなのか?

 捜査も大詰めとなってきたとき、正崎の携帯に筒井警部補から電話がかかってくる。電話に出ると、なぜかその電話口には曲世が……。

 彼女は「勇者」に対しての自分の見解を一方的に述べ、正崎に対して会いたいと告げる。その隣では筒井警部補が笑いながらトラックへと突っ込んでいった。一体彼女はなぜ人を死に導くのか……。
(文=三澤凛)

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