同人ダウンロード販売はDLsite・FANZAからBOOTHの時代へ? 修正基準が緩いのが魅力か……

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BOOTH公式サイトより

 同人誌でも拡大するダウンロード販売。最近はイベント直後にダウンロード版の発売をするサークルも多く、イベント会場に足を運ぶことができなかった人にとっても需要は大きい。はたまた、紙の同人誌では需要が少ないが、確実に読者のいるニッチなジャンルの場合、ダウンロード販売のほうが効率がいいという側面もある。

 DLsiteやFANZAなど、多くのダウンロード販売サイトがしのぎを削る中で、次第に存在感を増しているのが、ピクシブ株式会社が運営するネットショップ「BOOTH」である。同人音楽やグッズなど、様々な創作物の販売ができる「BOOTH」の利点は販売物を売り手の裁量で様々カスタマイズできることである。

 たとえば、紙で販売した同人誌とダウンロード版の両方の販売が可能。さらに、限定特典付きなども設定することができる。売上が一定金額以下だと振込に申請が必要なことや、オフィシャルの配送サービス「あんしんBOOTHパック」の送料などがデメリットにはなる。ただ、
同人誌書店では委託してもらえないようなものでも販売は可能で、決済方法もクレジットカードだけでなく、銀行決済やコンビニ決済まで対応しており、ユーザーの購入する機会を確実に増やしてくれているようにみえる。

 だが、最近「BOOTH」の利用者が増えているのは、そんな理由ではない。アダルト向けジャンルでの規制の緩さが理由だ。従来の同人を扱う販売サイトの規制はそれなりに厳しい。
一部のキーワードは制限されるし、性器の修正も紙の同人誌より強くすることを要求されることもある。それに比べるといまのところ「BOOTH」の規制はかなり多くのものを容認しているのだ。

 もっとも、なにをやっても自由ということはないし、販売開始後にリジェクトを食らうこともある。とはいえ、修正の面など、手間が掛からずに販売できるのは大きな利点だろう。来年の、コミケ開催が一回なくなる都合でさらに伸びるといわれる同人ダウンロード販売。そのシェアをめぐって死闘は続く。
(文=大居 候)

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