アニメ『キャロル&チューズデイ』現在のキャロル&チューズデイとアンジェラの対比がエグすぎて胸が痛い第22話

アニメ『キャロル&チューズデイ』現在のキャロル&チューズデイとアンジェラの対比がエグすぎて胸が痛い第22話の画像1『キャロル&チューズデイ』公式HPより

 全世界の音楽を愛する人に捧げる、2人の少女が起こした奇跡の物語『キャロル&チューズデイ』。#22「Just Like Heaven」がオンエアされた。

 とうとうマーズ・グラミーの幕が開く今回。クリスタルの要望でそれに合わせて新曲作りに奔走するキャロル&チューズデイ。かなり曖昧な「闇の中の一筋の光となるような曲」というオーダーに頭を悩ませる。先週の新曲がまさにそんな感じがすると思っていたが、あれではだめらしい。

 クリスタルは曲に関してはジャッジが厳しいということで、曲ができた後も不安がぬぐえず連絡を待つ。しかし、クリスタルは曲の判断を二人に連絡せず、先にインスタに「いい曲」と投稿。いやいや、それは連絡してあげようよ。

 とにかくクリスタルのOKをもらった二人は新曲をひっさげて、いざマーズ・グラミへ!!!

 当日はなんとキャロルの誕生日だったらしく、日付が変わった瞬間にチューズデイから歌とプレゼントがあった。去年までは一人だったキャロルが、日付が変わった瞬間に相方から心のこもったプレゼントもらって、しかもグラミ-に出るって最高以外にない。ものすごい駆け上がった感がある。

 対してアンジェラは、マーズ・グラミー当日の朝、何よりも出場を願った母を見舞い、目を覚ましてほしいと懇願。その願いに応えるように一瞬目を覚まし、アンジェラに辛い思いをさせたこと、血がつながっていなかったとしてもアンジェラを愛していたということをつぶやき、彼女は息を引き取った。

 「Help me」とメッセージを送ったタオは現れず、唯一の味方だった母も亡くなった。多くの人の憧れの的であり、つねに取り巻きに囲まれていたアンジェラが、一番辛く苦しい時には誰も周りにいないという現実。

 一方、キャロルとチューズデイは最初それぞれが一人で、それが二人になり、ガスとロディが仲間に加わり、その後もどんどん協力者が現れていった。その対比がエグすぎるほどに、マーズ・グラミーに現れたアンジェラはボロボロだった。

 最優秀新人賞を受賞し、晴れの舞台に登場した彼女はスタンドマイクに縋りつくように絞り切るような歌声で悲壮な歌を歌い、その場で倒れてしまう。

 チューズデイの母の絡む政治の件にタオが絡みそうだが、そのあたりとアンジェラの救済など、まだまだ解決せねばならない問題が残っている。奇跡の7分はキャロル&チューズデイ、そしてアンジェラにも救いとなるものなのだろうか。とにかくアンジェラに幸あらんことを願うばかりだ。
(文=三澤凛)

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