アニメ『彼方のアストラ』ポリーナは違う世界軸から来た人間? その混乱が冷めやらぬ中でついに刺客の正体が判明する

TVアニメ「彼方のアストラ」公式サイトより

 マンガ大賞2019大賞受賞作品、待望のアニメ化!期待のサバイバルSF『彼方のアストラ』第10話が放送された。

#10 「CULPRIT」
カナタたちの目指す惑星を見て驚愕するポリーナ。次々と判明する新事実に困惑しながらも、B5班とポリーナはお互いの知識、認識をすり合わせ、様々な仮説を立てていく。そして次なる惑星ガレムへの到着を前に、カナタは意を決しアリエスの部屋を訪れる。

 毎回引きのインパクトが強すぎてドキドキしながら1週間待ってる。先週はB5班のメンバーとポリ姐の目指していた母星が違うことが発覚した。

 もしかしてポリ姐は宇宙人? という疑惑まで出てきたが、一つ一つの事象を照らし合わせていくことで不明点が浮き彫りになってきた。

 そもそもポリ姐の住んでいたのは私たちが生活するこの地球であり、カナタたちの生活していたのは惑星アストラである。しかし、お互いが同じ言語を話す人間であることは間違いがない。同じ機体にのっていたことからもどちらかが宇宙人であることは考えられない。

 ポリ姐から見てアストラの地形は地球のそれとは違ったものだった。そもそもアストラには「国」という概念がないそうだ。大きな範囲をどのように収めているんだろうか……。

 そのあたりの話をしていたときに気になるワードが飛び出してきた。それは「第三次世界」という恐ろしいワード。 しかしそれは私たちの地球には存在しない、起こっていない歴史だ。

 いったい歴史はどこから分岐したのか? そもそもアストラの子供たちは歴史を学ぶという感覚がないようだ。過去を振り返るより未来に迎えという教育方針らしいが、アリエスが個人的に好んで本を読んで勉強していたために新たな事実が発覚する。

 1962年に起きたキューバ危機を起点に歴史が変わり、アリエスたちの歴史では第三次世界が勃発。核戦争となり世界中の人口が2カ月で半分になるなど痛ましい結果を生み、そこから争いのない世界が目指され、国という制度・銃などが撤廃され、現在の形に向かっていった。

 そして地球では、第三次世界こそ起こらなかったものの、2049年に地球に接近する隕石が発見され急遽移住できる惑星探しが始まり、ポリ姐はその一環で宇宙へ探索にでたということだった。

 地球は、その隕石が当たったことで人が生きられない姿になった。そして、アストラに住む人々は地球人が移住した後の世界に生きる人々ではないかということで決着がついた。

 もちろん、時間軸のおかしさなど説明が仕切れていない部分はある。だが現状、推論で何をいっても発展せず空気が悪くなるだけ。ひとまず、この話を終わることにした。

 さまざまな心配要素はあるものの、船の目的としてはアストラへの帰還というのは変わらず。船は残り一つの惑星を経由すれば帰れるところまできていた。しかし、その前に一点解決しておくべき問題があった。

 それは、このB5班の中に刺客がいるという疑惑だ。現在B5班の仲はとても良好であり、全員が居心地のよさを感じている。しかし母星に戻るタイムリミットを考えると最後の惑星で刺客が何かを仕掛けてくる可能性が最も高い。

 カナタは刺客について再度思い返し、その正体に思い当たる。刺客はまだこちらが気付いていることを知らないと踏んで、とある作戦を決行することに。

 刺客は別の人物がその可能性が高いから……と誘導されつつ、自分が刺客だという証拠を出してしまう。

 あまりにも悲しい、その正体。誰が刺客でも悲しいしびっくりするけれどやはりお前だったか感もあるシャルス。

 なぜシャルスは刺客としてこのB5班に乗り込んだのか?
 自分がクローンであることを最初から知っていたというシャルス。そのクローン元が彼を刺客たらしめたのか。

 詳細は来週語られるようだ。クライマックスにむけてさらに衝撃な真実が目白押し。すべての謎を解いて彼らはアストラに戻れるのだろうか……。
(文=三澤凛)

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