『フレームアームズ・ガール』11話 力ずくで温泉回、裸身に光る充電くんの視線、そして怒涛のCパート!

──ガバガバにゆるい内容を積み重ねてきたことがここに来て効いてきて、正直ここまで油断できなくなるとは思わなかったよ……。マジでこのアニメうまいこと着地して……と心の底から祈っているしげるによる『フレームアームズ・ガール』(TOKYO MXほか)全話レビューです。*ここまでのレビュー

『フレームアームズ・ガール』11話 力ずくで温泉回、裸身に光る充電くんの視線、そして怒涛のCパート!の画像1『フレームアームズ・ガール』公式サイトより

『フレームアームズ・ガール』は、原作が壽屋、デザイナー(FAガール ベースデザイン)が『ストライクウィッチーズ』シリーズや『ガールズ&パンツァー』で大人気の島田フミカネと、『交響詩篇エウレカセブン』や『機動戦士ガンダムOO』で知られる柳瀬敬之。監督はベテランの川口敬一郎と、安定感のあるスタッフによる作品。

 女子高校生、源内あお(げんない・あお/演:日笠陽子)の元に突然届けられた「フレームアームズ・ガール」(以下「FAガール」)と呼ばれる自律型の小型ロボット「轟雷」(ごうらい/演:佳穂成美)たちが、きゃっきゃうふふな日常を送ったりバトルしたりしながら成長していくというお話。残すところあと2話ということで、今週はラスボスであるフレスヴェルクの心情が語られるAパート、そしてよりによってこのタイミングにぶつけられた温泉回のBパート、さらにラスト1話に向けて怒涛の展開となるCパート、という構成でありました。

■ファクトリーアドバンス、この会社大丈夫か!?

 Aパートは「その気持ちの裏側に」。ファクトリーアドバンス本社のラボで轟雷のデータと模擬戦闘を繰り返すフレズヴェルク。そこにいきなりあおが訪ねてくる。

 轟雷は先日のフレズヴェルクの襲撃で神経質になっており、あおが一人でコンビニに行っただけで大騒ぎするように。それはあおが轟雷に感情を教えたからだと説くマテリア姉妹。あおは「今がうれしく楽しいからこそ、失いたくないとしがみついているのだ」と諭されてしまう。

 というわけで、屋上庭園でバトルに関するフレズヴェルクの真意を訪ねるあお。なぜみんなと一緒にバトルデータの収集ができないのかという彼女の質問に、フレズヴェルクは「僕は別のチームだから」と答える。「一人で寂しくないの?」と聞かれても「寂しいってなに?」と逆に聞き返すフレズヴェルク。「フレームアームズは誇り高く独立独歩、群れたり人間の真似をする必要はない」と断言するフレズヴェルクだが、同時に轟雷とのバトルに楽しみを感じていたことが語られる。その回答にそれはそれで納得するあお。しかし、あおが帰った後フレズヴェルクに謎の呼び出しが……。

 ようやく登場したファクトリーアドバンス本社! しかしセリフのある社員が一人も出てこない! フレズヴェルクも誰もいない室内をブンブン飛んでるし、まともな会社なのかしら……。

 しかもFAガールたちの開発は2系統あるらしく、轟雷たちのラインとフレズヴェルクのラインは全く別物の様子。ってことはあおは社内の開発競争に巻き込まれてたってこと……? これ『ロボコップ』で例えるとオムニ社がマーフィとED-209を女子高生の家で戦わせてたみたいな話ですからね。めっちゃくちゃキナ臭い。開発ラインに系統違いがあるという力技で、島田フミカネ系デザインと駒都えーじ系デザインに分かれている理由を説明してしまう手口はさすがですけども……。

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