今回は待望のお色気回(?)だけど、それにしてもこのアニメ、プラモデルの販促としてパッケージングがちゃんとしてるな……と感心することしきりのしげるによる『フレームアームズ・ガール』(TOKYO MXほか)全話レビューです。*ここまでのレビュー
『フレームアームズ・ガール』は、原作が壽屋、デザイナー(FAガール ベースデザイン)が『ストライクウィッチーズ』シリーズや『ガールズ&パンツァー』で大人気の島田フミカネと、『交響詩篇エウレカセブン』や『機動戦士ガンダム00』で知られる柳瀬敬之。監督はベテランの川口敬一郎と、安定感のあるスタッフによる注目作。
女子高校生、源内あお(げんない・あお/演:日笠陽子)の元に突然届けられた「フレームアームズ・ガール」(以下「FAガール」)と呼ばれる自律型の小型ロボット「轟雷」(ごうらい/演:佳穂成美)たちが、きゃっきゃうふふな日常を送ったりバトルしたりしながら成長していくというお話。
今回は花火大会に行くはずだったのに……なAパートと、学校の怪談にFAガールたちが挑むBパートという、なんだか夏らしい2本です。
Aパート「感じて花火大会」は、いきなりあおの着替えシーンからスタート! 「は!?」と度肝を抜かれた視聴者を尻目にアーキテクトの部屋をお披露目するFAガールたち。案の定いらないものの集積所になってしまったアーキテクトの部屋。そんな中、あおは花火大会に向けて浴衣への着替えを完了。花火を見るのにはしゃぐあおだったが、FAガールたちはなんだか乗り気じゃない様子。おまけにあおが浴衣なのに下着をつけていたことに対し迅雷が激怒! 服の中に潜り込んでパンツを切られてしまう。果たして無事に花火を見られるのか!?
深夜のオタク向けアニメにしてはエロさ控えめ(通常のいわゆる萌えアニメでは3話で水着回が挟まるとかどうとか言われておりますが)だったFAガールだけど、ここにきていきなりサービスっぽい展開だ! おいおいどうしちゃったの!? と、最初は思ってたんだけど、悪ノリしたFAガールにパンツを切られる、クローゼットを接着される、花火はまともに見られない……となんか普通にあおがかわいそうに。
にも関わらず、焼きそばをもらって機嫌がなおったり、FAガールと一緒に屋上で花火見たりと、やっぱりこの子はいい主人公だなあ……。
あと、次回予告の時にずっと出てきてるあの白いニョロニョロしたキャラクター、ウドラって言うんだね。今回のお祭りっぽいシーンで看板持ってたのを見て初めて知りました。そうか、立川の名産なのね、ウド……。
Bパート「学校に行こう2」では、出だしからFAガールたちはお留守番。なにやらあおは武希子のところで夏休みの宿題をやっつけている様子。ところが学校に課題のノートを忘れたあおは、FAガールたちにノート回収を頼むことに。マテリア姉妹とバーゼを残して学校に向かうFAガールたちだったが、夜の学校にはおそらくアニメ史上初登場となる強敵、”ニッパーの幽霊”が待ち構えていた……。
あおが課題で必死になっている中、余裕でプラモを作っていたり、武希子はなかなか優秀な学生の様子。怪談の時の顔芸&話芸もお見事でした。そして本作のヒロイン(断言)のスティ子が全力で夜の学校にビビり散らかすのも大変目に優しい。結構テンプレ通りのツンデレキャラではあるけど、アニメの作りが丁寧なのでポンコツになったり石化したりのリアクションが素直にかわいいぞ。
そして武希子の怪談の内容なんだけど、これは本当に怖いというかモデラーあるあるでした。
最近のプラスチック専用高級ニッパーってとにかく刃が薄くてデリケートなんで、金属線なんか切るとすぐダメになるのよね……。そして最後、唐突に出てきた髪の毛の青いツインテールの女の子はニパ子って言って、このアニメで散々推されているコトブキニッパーを壽屋と共同開発した新潟の工具メーカー「ゴッドハンド」のイメージキャラクターなんですが、これなんも説明なしで大丈夫か!? 模型のオタクしかついてきてなくない!? 本筋とは関係ないところでドキドキしてしまったBパートでした。
(文/しげる)
『フレームアームズ・ガール』6話 浴衣なのに下着をつけていたことに激怒した迅雷が! 待望のお色気回のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、ストライクウィッチーズ、プラモデル、ガールズ&パンツァー、フレームアームズ・ガール、17年4月期アニメ、しげる、スティレット、バーゼラルド、壽屋、轟雷、交響詩篇エウレカセブン、マテリアの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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