「当時は配慮は足りなかったかも、でも……」松戸市の公式萌えキャラが4年も前のコラボポスターで今さら炎上!?

「当時は配慮は足りなかったかも、でも……」松戸市の公式萌えキャラが4年も前のコラボポスターで今さら炎上!?の画像1とあるTwitterユーザーの投稿より。

 もはや数カ月に一度は必ず起こる日常となった、萌えキャラを使った公的組織のPRが、ネットで炎上する事件。今度は、千葉県松戸市の萌えキャラを用いた献血ポスターが問題となっているのだが……。

 問題となっているのは、松戸市の公式萌えキャラクター・松宮アヤを用いた赤十字の献血ポスターだ。このポスターでは、ピンクの背景にナースの衣装を身に包んだキャラクターが描かれている。

 これを「パブリックに萌えロリナースは必要か」「中学生に性産業のイメージコスプレをさせている図」などという批判がネットでわき上がっているのだ。ついには「公共団体による萌えエロ汚染」なる強烈な言葉まで飛び出している。

 しかし、である。これが問題になったのは、今週に入ってから。でも「糾弾」されるポスターが制作されたのは2013年2月のこと。このときには、献血応援を目的にキャラクターを用いたポスターとクリアファイル、カード入れの配布が行われている。

 つまり、すでに4年も前のポスターが、今頃になって問題にされているというわけである。

 ゆえに、市としても「何を今さら」という印象なのではないか。ところが、この事業に携わっていた、当時の松戸市の担当者Y氏に話を聞いたところ……。

「すでに4年前のものですが、今から考えると配慮が足りなかったなと思っています。監修はしたんですけど、背景もピンクですしね」(Y氏)

 Y氏によれば、このポスターは日赤側からの提案があり、イラストレーターを紹介して作成。その上で、市側でも監修も行うという流れを取ったという。

「現在でしたら、背景だけでなくスカートの長さには、もう少し配慮をするでしょう。私たちも配慮は必要だし、なんでもやり放題とは思っていませんよ」(Y氏)

 そうして、現状の「進化」としてY氏が語ったのは、2月からリリースされている『秋葉原まで13時間 ~姫はゲームを作りたいっ!~』(https://matsudocontent.jp/13h/)。

 これは、松戸市が市内のゲーム制作会社と共同で開発しているスマートフォン向けゲーム。同市の高校に留学生としてやって来たお姫様が友人と一緒にゲームを作るというストーリーだ。

「このゲームの制作にあたっては、スカートの長さはもちろんのこと、身体のラインが出すぎないようにするとか、背景の色まで注意を払っているんです」(Y氏)

 なぜ、そこまでの配慮を行うのか。やはり、「ネットのうるさい非難」を避けるのが目的なのか?

「そうではありません。松戸市は来る者を拒まない街です。ですので、あらゆる人が自分らしく生きられるのが目標です。ただ、さまざまな属性の人がいる中で配慮や、意見に耳を傾けることも重要。そうした中で、コンテンツはもちろん、人も進化していくのだと思っています」(Y氏)

 この『秋葉原まで13時間』。一見、ギャルゲーっぽいが、実際には男女の別なく楽しむことのできる青春と成長を描く群像劇なのだとか。すでに古くなったポスターに噛みついているよりも、まずはゲームをやってみて現状を確かめてみるのは、いかがだろうか。
(文=昼間たかし)

ミラクルピース

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松宮さん、CDも出してたんですね……

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