【アニメレビュー】メイキングドラマ4連続!! 『プリティーリズムRL』っぽいライブ演出が登場した『プリパラ』135話

――“大きなお友だち”の人気も集める女児向けアニメ『プリパラ』(テレビ東京系)を全力レビュー!!

■『プリパラ』3rdシーズン「神アイドル編」
#135「スマイル0%」(2月21日放送)

【アニメレビュー】メイキングドラマ4連続!! 『プリティーリズムRL』っぽいライブ演出が登場した『プリパラ』135話の画像1『プリパラ』公式サイトより。

「神アイドルグランプリファイナル」も早いもので準決勝。主人公・らぁら率いるそらみスマイルと、ひびき&ファルル擁する強敵・トリコロールの一戦です。実力ではトリコロールが一枚上手。いわゆる“主人公補正”があるとは思うのですが、いかにしてそらみスマイルがトリコロールに立ち向かっていくかが、今回の見どころなのでは。

 プリパラタウンでの下馬評もトリコロールが優位。みれぃの計算でもトリコロールに勝つ確率は0%と出てしまいます。まあ、ファルルとひびきはプリパラ最強の権化みたいな存在だしな……。

 そして始まるライブ。かねてより“1”への感受性を高めていたひびき様、ここでやっと力を発揮! くじで1を引き、トリコロールが先攻に。

 今回はライブ演出が冴えた回だったなと。とりあえず、会場に巻き起こるトリコロールコールを暗転で打ち消して、突如ライブを始めるトリコロール、マーベラス! 一挙に空気を支配する演出、かなり痺れました。

 今回特筆すべきは“連続メイキングドラマ”の登場。本来は1回のみですが、トリコロールは4連続でメイキングドラマを展開! て、天衣無縫すぎる……! この演出、『プリティーリズムレインボーライブ』の「プリズムライブ」における、連続ジャンプを彷彿とさせます。“まだまだ続く”ワクワク感と高揚感がたまらないんですよねコレ。

 なお、今回のプリパラライブ演出のクレジットを見ると、『プリティーリズム』シリーズの菱田正和監督の名が……! 親分の犯行だったのでしょうか。前にも『キンプリ』っぽいライブ演出をしていたので、ありえるかもしれない。

“まさに完璧”と言えるライブをしたトリコロール。その圧倒的な力に対して、そらみスマイルは何をぶつけるか――。それは、3年間積み重ねてきた『プリパラ』の歴史でした。

 そらみスマイルが歌ったのは『プリパラ』1期のOP「Make it!」。この曲は、1話でらぁらとみれぃが初めて歌った、『プリパラ』の原点。観客の皆に「一緒に歌おうぷり!」と煽ります。と言うかですね、ライブ前にみれぃが観客に向けて「プリパラは好きプリ?」って言った時点でもうなんかヤバイ。そして、なんとそらみスマイルも4連続でメイキングドラマを展開! 過去のメイキングドラマを総ざらいして、また新たなメイキングドラマを披露する感じ、集大成っぽくて、なんだかつらいけどアツい……。

 勝者は僅差でそらみスマイルという結果に。今回の勝敗をひびきは「ポピュリズムが勝った形」と評します。“みんなともだち、みんなアイドル”がモットーのらぁらと、あくまでも実力主義のひびき。この勝敗は、以前のひびきなら理解に苦しむ状態でしょう。「ポピュリズム」という言葉には若干の皮肉を感じましたが(笑)。でも、トリコロールのおかげもあって、前よりもちょっと“みんなともだち、みんなアイドル”を認めることができたひびき。「次はプリパリで」と爽やかに告げたお姿は、美しいし強かった……!

 そして次はついに決勝。そらみスマイルとドレッシングパフェの一戦です。3年間共に競ってきた仲間でありライバルである彼女ら。一体どんな勝負を見せてくれるのでしょうか。『プリティーリズム』っぽく連続メイキングドラマ対決かな!? 4連続の次は7連続!?

 というか、神ドレスが眠る石像が“壊れない”問題がそろそろ浮上しそうなので、こちらもあわせて注目していきたいです。
(文・月島カゴメ)

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