役者の熱い演技と生オケで魅せる舞台、『音楽劇 金色のコルダBlue♪Sky Second Stage』ゲネプロレポート!!

1612_koruda03.jpg神南高校・土岐蓬生役の上田堪大(右)、東金千秋役の碕理人(中央)、芹沢睦役の北川尚哉(左)

■それぞれが抱える悩みと葛藤、そして仲間との“絆”

 八木沢雪広(谷佳樹)率いる至誠館高校を破った星奏学院。次なる対戦相手は、強豪・神南高校。一体どちらがファイナルへ駒を進めるのか、手に汗握るチーム戦が描かれる。神南に勝利するため、それぞれスキルアップに励む響也たちだが、左手の負傷で思うようにヴァイオリンが弾けない律をはじめ、星奏メンバーそれぞれが「悩み」を抱えていた。それは、人知れず父・東金源一(関口晴雄)との確執や葛藤を抱えていたライバル・千秋や、部の廃部をかけて星奏と戦った至誠館・八木沢も同じ。彼らがそれをどう乗り越え、どんな答えを見つけるのか。真っ直ぐにぶつかっていく彼らの姿は、原作ファンならずとも、胸を熱くさせられるだろう。

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■オーケストラによる生演奏

 さらに、この『コルダ』ならではの見どころとなるのが、オーケストラによる生演奏。囲み取材の際、律役の秋元が「役者の熱量はもちろんですが、生演奏がすごく素敵で、とても迫力のあるものになっています」と語っていたように、臨場感溢れる美しい音色は、物語に花を添える。先日の通し稽古では、生演奏は聞くことができなかったのだが、ゲネプロでは、演奏と演技がぴったりと一つに重なり、『コルダ』の世界観を作り上げていた。また、今作では前作よりも演奏シーンが増えているのも見どころのひとつ。もちろん、今作でもアニメ版のオープニングテーマ「WINGS TO FLY」の生演奏が! 原作ファンは必見だ!

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