中の人も警戒するほど、大蔵卿局にヘイト集中! 一方我らがヒロイン長澤まさみ、堀田作兵衛の名シーンが涙腺を直撃!?『真田丸』第47話「逆襲」レビュー

1611_sanada47.jpgNHK『真田丸』公式サイトより。

 俺たちの受信料で作られた俺たちの出城“真田丸”が、登場わずか3話目で姿を消してしまう。さらに堀も埋められ、大坂方の敗戦フラグがこれ以上はないというほど明確になる……前話での次号予告の内容からして、放送前は少し気が重かった大河ドラマ『真田丸』第47話「反撃」。ところが、長澤まさみやお兄ちゃんこと大泉洋がいい感じに笑わせてくれたり、ラストは盛り上がりを見せたり、今週も充分面白かったので、元気にレビューしてみたい。

 さて、あらすじをまとめると――茶々(竹内結子)は、幸村(堺雅人)の反対を押し切り、家康(内野聖陽)との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の寛大すぎる態度に、きり(長澤まさみ)は大きな不安を感じるが、大蔵卿局(峯村リエ)の安請け合いもあり、結局、大坂城の外堀を埋め、真田丸砦を破却することが決定。

 戦うすべを失い、豊臣家への怒りが頂点に達する牢人たち。真田丸を失ったことに落胆しつつ、牢人たちに頭を下げる幸村に、又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)らは「早く新しい策を考えてくれ」と依頼。そこへ秀頼(中川大志)も現れ、幸村の手をとるのだった――という感じのストーリー。ちなみに視聴率は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 お通(八木亜希子)との密会が、信之本人は不倫のつもりだったが、お通としては単なる営業だったことが判明。実況していた大泉洋のファン、特に『水曜どうでしょう』ファンが沸き立っていたが、ここで登場していたお通の次の客として控えていたのは、『真田丸』のメインテーマの識者を務める下野竜也氏だったようだ。

 オーケストラ好きからSNS上などで驚きの声が上がっているが、おおむね好意的な反応ばかり。三谷幸喜らしい仕掛けだなと思うが、それがうまく作用したようで何より。

 また、女同士の怖い交渉の席上を、久しぶりにいい感じで引っかきまわしていたきりの存在感も楽しかったし可愛かった。なお、作中では1話目からすでに30年以上もの時間が経っている。史実だと幸村はもう47歳ぐらいだから、きりももうアラフィフなんだよなぁと思うと……ま、いいか。

 あと、きりのモデルとなった高梨内記の娘と信繁(幸村)の間には、子どもが2人生まれており、一人は伊達家の重臣・片倉重長(『戦国BASARA』で“パーリィ!”とか言っていた伊達政宗の隣にいた片倉小十郎の息子)に嫁いでいる。残り3話になってしまったが、今後ちょっとでもラブ展開があったりするのかどうか、微妙に気になるところだ。

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