NHKが総力を挙げた(多分)“真田丸”が火を噴く! 日の本一の兵・幸村が超絶格好良かった『真田丸』第45話「完封」レビュー!!

1611_sanada45.jpg『真田丸』公式サイトより

 あまりの格好良さにファンは打ち震えた、前44話でついに登場した大スケールの“真田丸”と、甲冑を赤一色で統一した“赤備え”。その真田赤備えが活躍しまくった今45話「完封」を今週もレビューしてみたい。

 第45話は、幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦に、家康(内野聖陽)は大きな脅威を感じる。徳川軍の中には、信之(大泉洋)の2人の息子たちや、景勝(遠藤憲一)らの姿もあった。幸村は、大助(浦上晟周)らとともに徳川軍を挑発。いらだった一部の徳川兵は一気に真田丸を落そうと攻めかかるが、真田丸で待ち構えていた又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)、盛親(阿南健治)らの牢人衆と幸村の活躍で、徳川の攻勢をシャットアウト。その見事すぎる手際は、敵方であるはずの景勝が「日の本一の兵!」と叫ぶほどであった――というストーリー。ちなみに視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。

 合戦シーンの素晴らしさを褒め称える前に、触れるべきことをいくつか。
まずは江戸では、福島正則(深水元基)、平野長泰(近藤芳正)という“七本槍”2人の再登場。「秀頼様のために何かしたいんじゃ!」という正則の熱い思い、相変わらず無理難題を押し付けられて困る信之で笑わせてくれた。おこうさん(長野里美)の内助の功ぶりも頼もしい。それにしても随分と信州そばを推すなぁ……。

 緊張が走ったのはきり(長澤まさみ)と茶々(竹内結子)が知り合い、そして茶々がきりを自身の侍女とするシーン。『真田丸』の2大ヒロイン(?)がついに邂逅、幸村を巡って鞘当があったりするのかしら……という興味もあるが、きりが茶々と行動をともにすれば、カメラを大坂城上層部に振りやすくなる、という演出の狙いかと思われる。これは上手い。

 幸村の大坂城入城以来、何かと牢人衆は信用できないと言い張り、視聴者のヘイトを高めまくっていた織田有楽斎(井上順)が、徳川側に内通していることがほぼ確定。推理を重ね、搦め手で犯人(=内通者)を割り出していく幸村の手並みは、秀吉存命中の“落書事件”あたりを彷彿とさせてくれて、楽しい。この辺はさすが三谷幸喜だし、『リーガルハイ』(フジテレビ系)古美門研介だよなぁと思わせてくれた。

小説 織田有楽斎 (学研M文庫)

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井上順のこういう役、いいですよね

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