『君の名は。』『シン・ゴジラ』『ポケモンGO』『おそ松さん』……今年の流行語大賞は“オタク系ワード”も豊作！

• ツイート
• 

　さらに、『君の名は。』のヒットを受けて、物語の舞台である岐阜県飛騨市に多くのファンが訪れる現象も活発に。オタクの間では数年前から聞き慣れた言葉である「聖地巡礼」だが、今年になって改めて候補入りとなったのは、やはり『君の名は。』効果と見るべきだろう。

　今年7月に公開された庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』は、興行収入80億円を突破。『君の名は。』と比べるとどうしても劣ってしまう感もするが、邦画実写映画の興収80億円超えは、13年公開の『永遠の0』以来の快挙。こちらも今年を代表するヒット映画と言えよう。

『おそ松さん』は、TVアニメの放送がスタートするやいなや女性を中心に大ヒット。特集を組んだ「PASH！」（主婦と生活社）、「アニメージュ」（徳間書店）といったアニメ誌が重版される異例の事態が話題に。日本だけでなく世界中で大ヒットしたアプリ『ポケモンGO』は、リリース直後は街中がスマホを片手にポケモンを捕まえるユーザーだらけになるなど、社会現象に。なお、「歩きスマホ」も今回「流行語大賞」にノミネートされている。

　これらの“オタク系ワード”から大賞が生まれるのかどうかも気になる今回の「流行語大賞」。これまでの受賞歴を見ると、10年にNHK朝の連続ドラマ『ゲゲゲの女房』で人気を博した「ゲゲゲの～」以降、ノミネートはされるものの、“オタク系ワード”の大賞受賞はナシ。大賞を取れそうなワードもあるだけに、期待したいところだ。

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2