社会現象生み出すも「ラブライバーは、なんで今年?」 流行語大賞候補に「ラブライバー」&「刀剣女子」!! 大賞受賞の可能性は?

1511_ryukougo.jpg『ラブライブ!』Official Web Siteより。

 早いもので今年も残り2カ月を切った。この時期になると「紅白出場者」や「漢字一文字で表すと?」など、1年の総決算をするような予想が始まるが、中でも毎年注目が集まるのが「流行語」。今月10日、今年の「現代用語の基礎知識選 2015 ユーキャン新語・流行語大賞」(以下、「流行語大賞」)候補50語が、公式サイトで発表された。そこにはオタク的なワードも見られ、世間からは「どうかと思う」という声が聞こえている。

「戦争法案/粛々と/国民の理解が深まっていない/テロに屈しない/SEALDs」など、政治関連・社会関連のものが多く候補となった今年の「流行語大賞」。スポーツでは、いまだ興奮冷めやらぬラグビーから「五郎丸ポーズ」、芸能面では9月に結婚し、世の女性を悲しませた「福山ロス」や、芥川賞受賞が騒がれた「火花」。また、お笑いからはAKBグループの間でも流行ったクマムシの「あったかいんだからぁ」をはじめ、海外でも火がつき始めたという、とにかく明るい安村の「安心して下さい、穿いてますよ」や、すでにブームが去り懐かしさを感じる8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」が候補となった。

 中には「おにぎらず」や「プロ彼女」など、そこまで浸透していない言葉も候補となっているが、概ね納得のラインナップ。ただ、堂々たる2015年代表の言葉に並び、「ラブライバー」「刀剣女子」という言葉も……。

 候補になるくらいだから説明するまでもないが、さらりと紹介すると、「ラブライバー」は『ラブライブ!』ファンの総称。一方、「刀剣女子」も『刀剣乱舞 -ONLINE-』(DMM)きっかけで増殖した、日本刀好きの女性を指す。いわば、どちらもファン側を指す言葉であり、疑問を感じずにはいられないが、たびたび耳にした両者を考えれば、候補になるのも自然な流れ。

 ただやはり、何かと事件が騒がれた「ラブライバー」にはいいイメージがないようで、「日本終わった」「『ラブライブ』じゃなくてラブライバーな時点で察し……」「ラブライバーとか、マイナスイメージしか持たれてなさそう」といった声が多い。しかし、「ラブライバーで決まりだろ」「社会現象生み出したラブライバーだな」「ラブライバーでいいよもう」と推す声も見られる。

 また、「つか、なんで今年?」「ラブライバーは今年じゃねーだろ」「ラブライバー流行ったの今年なの?」と、『ラブライブ』プロジェクトが始まったのが10年であるにも関わらず、ここに来て候補になることに疑問を感じる人や、「ラブライバーが大賞になったら、誰を呼べばいいんだ?」という声もある。

 ちなみに、今年から実施されることになった「ネット流行語大賞2015上半期」(ガジェット通信)では、12位にランクインした「ラブライバー」。同ランキングに「刀剣女子」が入っていないことを考えると、「ラブライバー」のほうが「流行語大賞」に選ばれる可能性は高いかもしれない。なお、「ネット流行語大賞2015上半期」の1位は「ドローン(ドローン少年)」、2位「異物混入」、3位「ISIS/イスラム国」……と続く。

 ユーキャンと提携し、「ユーキャン新語・流行語大賞」と改称された04年以降を見ると、10年の「ゲゲゲの~」以外、オタク的流行語は大賞を受賞できていない。しかし、05年「萌え~」、10年「AKB48」、14年「ありのままで」「壁ドン」「妖怪ウォッチ」が、トップテンに選出されており、「ラブライバー」「刀剣女子」共に15年のトップテンに食い込む可能性はある。いっそのことどちらかに大賞を受賞してもらい、誰を呼ぶかで話題になると面白いのだが……。

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