AKB48まゆゆ登場の横にさらなるスペシャルゲスト!?　意外なるカオス回！【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】

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朝日放送『魔法つかいプリキュア！』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア！』（以下『まほプリ』／テレビ朝日系）をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】。10月23日放送の第38話「甘い？　甘くない？　魔法のかぼちゃ祭り！」は、AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友がゲスト出演回ながら、ちょっとカオスな物語が展開された。

　いよいよ今週末に公開される『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』へ向け、OPはあいかわらず劇場版新規カットを大盤振る舞い。そしてEDでは同時上映のCGアニメーション『キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!』を長尺で公開。それぞれの作品の雰囲気がよく伝わるものとなっている。それにしても、劇中で使用しているミラクルライトをあれだけ映像でダイレクトマーケティングされると、欲しくなってしまうのも致し方ないところ。なんで中学生以下しかもらえないんだろう……。

　さて、38話は魔法界で、地球で言うハロウィンのような「かぼちゃ祭り」なるお祭りにみらい（声：高橋李依）たちが参加するところからスタート。そのイベント会場には、魔法界のファッションに身を包み司会を務める渡辺麻友（声：渡辺麻友）の姿が。そういえば以前の話数で、魔法界出身者がナシマホウ界で有名人とかになってると言ってたけど、ここで回収するための伏線だったとは……。

　とりあえず、まゆゆを見かけたみらいとリコ（声：堀江由衣）が「まゆってまさか!?」と、ナシマホウ界でのTVに映っている姿を連想しだす。しかーし、その連想シーン、まゆゆの隣になんか2体の着ぐるみが映っとるぞ……って、“初代”の「ふたりはプリキュア」で関智一さんが「メポ」とか矢島晶子さんが「ミポ」とか言いそうなミップルとメップルっぽい着ぐるみの姿が！　意外なスペシャルゲストの登場にスタッフさんたちのハロウィンらしい“トリック”を感じてしまうのだった。

　まゆゆもゲストながら、しゃべるしゃべる。普通、ゲストというと一言二言で終わりそうなものだけど、まゆゆに気づいたみらいたちに、声を落として「内緒だよ」とクギを刺したり「キュアプ・ラパパ」と魔法を使ったり。さらには、捕まえたら金の卵をくれるというカボチャドリという鳥を捕まえるために奮闘する挑戦者たちの実況まで担当していた。

　さて、カボチャドリを捕まえるために巨大虫取り網を用意して臨むみらいたちだったが、その振り下ろした先にはシャーキンス（声：速水奨）がいて、「えっ!?」と困惑するシュールな絵面が。シャーキンスさん、出るたびにどんどんギャグキャラになっていっとる……。

　そんなお茶目なシャーキンスさんだが、キュアフェリーチェ（声：早見沙織）へ、精神攻撃を繰り出して攻撃力を殺いだり、メンタルにダメージを負ったキュアフェリーチェを説得・励まそうとしているキュアミラクル＆キュアマジカルをドンヨクバールに攻撃させ、「無駄口を叩いているからそうなる」と正論を吐いたりと、打てる手はちゃんと打ち、プリキュアたちは大ピンチ。しかし、ここでカボチャドリがプリキュアたちに“謎のチューインガム”を与え、そのカオスかつ想像を絶する力にシャーキンスさんも「なにっ!?」と、ただただ戸惑うばかりなのであった。

　結局、モフルン（声：齋藤彩夏）がカボチャドリを捕まえ、その景品として金の卵をゲット。もしかして、この金の卵って映画版が終わってもキュアモフルン登場のフラグになるんじゃ……と、勝手に妄想したが、金の卵はすぐに割れ、歯ブラシがいっぱい量産される歯磨きの木に成長。みらいたちみんなで歯磨きを始め、ああ、『まほプリ』って女児向けアニメだったということを思い出させてくれる1シーンとなった。
（文／ティエリア88）