『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。10月9日放送の第36話「みらいとモフルン、ときどきチクルン! って誰!?」は、『まほプリ』キーマンのモフルン(声:齋藤彩夏)の謎を探るため、敵の“スパイ”チクルン(声:ニーコ)がモフルンやみらい(声:高橋李依)たちに急接近する、ちょっぴりスリリングな展開となった。
10月29日に公開が迫った『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』に向け、オープニングにも大幅に劇場版の数シーンが差し込まれるなど、本格的な変化が。その中の1カットには、くまモンをはじめとした全国各地で活躍するクマキャラクターの姿も確認でき、愛くるしいなーガウガウといった感じ。
さて本編では、チクルンがみらいの家にやってきて、みらいのおやつのホットケーキを盗み食いしてしまい、「私のパンケーキ~!」と、みらいは号泣……という出だし。意外と食い意地が張っているキャラであることを伺わせつつ、モフルンがチクルンの口についたはちみつの匂いでチクルンの居場所を突き止め、みらいが爆裂魔法でも撃ちそうな勢いの魔法詠唱でもってチクルンを捕獲。これまでに見たこともない、鬼の形相のみらいがチクルンに迫るというおもしろカットも。
捕獲されたチクルンだが口八丁手八丁+土下座で、スパイと気づかせないまま、モフルン情報を聞き出すことに成功。みらいの可愛らしい幼少期とともに、モフルンがただのぬいぐるみだったころから一緒に遊んでいた姿が映し出される。その中では、ぬいぐるみが意思を持つというのは前代未聞のありえないことらしい様子も描かれる。
チクルンはこれらをオルーバに報告すると、モフルンに興味津々で2人きりで会いたいと指令を下す。チクルンは一方的にこき使われることをグチるが、オルーバはそれも見逃さず「あのことを……」と脅し、チクルンは本日2度目の土下座で“造反”フラグを構築していく。しっかし、前話といいチクルンの“土下座キャラ化”が止まらない。関東土下座組でも目指してるんだろうか。
何だかんだで、チクルンはきっちり仕事しモフルンをおびき出す。その先でオルーバがモフルンを捕獲に成功し、もふもふしながら尋問を進めるのだが、何に納得したのか、追いかけてきたみらいたちにモフルンをあっさり返却し、プリキュアに変身させる。
プリキュアたちがおびき出されたのは、モフルンがみらいと初めてお出かけした思い出の場所。オルーバが召喚したドンヨクバールによって荒らされようとしたところを、必死に守ろうとするモフルンの姿に、プリキュアたちが奮起! 底力を発揮し、ドンヨクバール撃退に成功するのだった。
戦闘終了後にもモフルンの思い出が多く描かれ、みらいと話せなかったもどかしさがあった心情を吐露しつつ、ラストにはみらいから「これからもずっとよろしくね!」と声をかけると、「ずーっと一緒モフ!」と、モフルン。非常に感動させてくれるお話だったのが、良いお話すぎて、「これってもしかして、最終回にモフルンが“お前……消えるのか?”という感じで、ただの人形に戻ってしまい涙なしには語れないフラグなのでは?」とも感じてしまったのが……心が汚れているのかしら。
この第36話では、以前ベニーギョ(声・井上喜久子)がつぶやいていた「封印された同志たち」が封印されている7つの場所が表示されるシーンも。その場所を見ていると、数は違えどなんとなく『六神合体ゴッドマーズ』を思い出してしまうのだが、残り話数を考えると全員登場できるのだろうか?
『まほプリ』は“魔法”とタイトルについているからか杉山さん、中田譲治さん、速水奨さんと、何となく『Fate』関連の声優さんが多く出演しているような気がするだけに、もし次の敵が出てくるのなら、やっぱり……と妄想してしまう。楽しみなところだ。
(文/ティエリア88)
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