元AKB・永尾まりやの濃厚キスにヲタ悲鳴! テレビ番組の自主規制はどうなってるの?

1606_nagaomariya.jpg永尾まりや公式Twitter(@mariyagiii310)より

 6月17日深夜、Twitter上でアイドルファンからの悲鳴が上がった!

 同日、TBS系で放送された『LAST KISS』。この番組は、原則的にその日初めて会った芸能人の男女が、一日デートをし、その最後に必ずキスを交わすというものだ。

 この日登場したのは、今年5月にAKB48を卒業したばかりの永尾まりや。お相手は1歳年下のモデル・小南光司。もちろんイケメンである。

 今回の舞台はグアム。恋人岬で待ち合わせた2人は観光用のバスに乗って海へと向かう。最初はぎこちない会話を交わす2人であったが、海に着き、イルカウォッチングの船に乗ると、少しずつ距離が近づいていく。

 ここぞとばかりに攻めてくるイケメン君、まんざらでもない永尾。見ている我々(ヲタク)には「美男美女はこうなんだろうなぁ」と、嫉妬心がふつふつと沸いてくる(彼らにというより、世の中の美男美女カップルに対して)。

 その後は、海岸に行き、海辺で戯れながら遊ぶ2人。会話を重ねて、2人の間にあった壁が徐々になくなっていく。

 そして、夜景の見えるレストランで夕食。キスに向けて熱い会話を交わす。永尾は、中学時代にメールだけの付き合いをしたことがあるが、それ以降は全く恋愛していないという。

 画面を見ながら「そうかぁ、この娘がキスしちゃうのかぁ」と、視聴者はなんとも複雑な気持ちにさせられる。

 食後は、水着に着替え夜のプールへ。じゃれ合いながら、いよいよその時へ。お互いの気持ちを確かめ合うようにして、熱いキス……キス……キス……って長くねーか? ついでに濃厚すぎるぞ。おい! そんな長いキスの後、お互いに感謝の気持ちを伝え、もう一度キス。

 ……これは悲鳴上がりますわ。

 実際ネット上では「5月に卒業してもうこれ?」「オタクが何枚もCDを買って課金したあげく握手どまりの一方で、イケメンモデルはプールの中で水着アイドルとベロチューして金を貰っているのか」「これが顔面格差か」「精神的ダメージが強すぎる」などと、落胆の声が上がっている。

 それも当然だと思う。実際のところはどうであれ、AKB48は(というかほとんどのアイドルはそうなのだが)「恋愛禁止」が建前である。ファンもそれを信じて応援していくのだ。当然、そんなファンからは「不快だ」「見たくなかった」という声が聞こえてくる。

 正直、私の感想も「こんなの放送していいの?」だった。

 いつの頃からだろう、芸能人や一般人が恋愛をするところをカメラに収め、テレビで流すようになったのは。

「恋することは素晴らしい」、それはわからないでもない。でも、誰もがみんなそんな素敵な恋愛ができるわけではない。

『LAST KISS』にしてもそうだが、子どもがこんな番組を見て、「自分もいつかはこんな恋愛がしてみたい」と思ってしまい、やがて自分がそれほどの美女でもイケメンでもないことに気付いたときのショックを思うといたたまれない。

 だいたい、ここまで「好きだ好きだ」言っていて、プールの中で半裸(水着)でするディープキスなんて、もう性行為ですよ、性行為! そりゃ流しちゃまずいでしょ。

 今の世の中、CMでタレントがちょっと意味深なセリフを言っただけで放送中止になることも多い。また、ドラマの中で、芸能人が多い高校をちゃかすような発言をして、謝罪に追い込まれたようなこともあった。

 一体、どれだけの人が「不快」と感じたら、テレビは自主規制してしまうのだろう。

 この問題を考える時、必ず頭に浮かぶのが「おっぱい」のことである。

 私が若い頃、テレビにはおっぱいがあふれていた。

 深夜番組には、お色気コーナーが必ずあったし、アイドルたちは普通の歌番組でも水着を着て歌っていた。そして何よりも、伝説的な番組『オールスター水泳大会』があったのだ。

 当時人気の男女のアイドルが、2組に分かれ、さまざまな競技で戦っていく。ワイプの中で持ち歌を歌っていたアイドル(もちろん水着)の姿を思い出す方も多いのではないだろうか。

 中には「ポロリ要員」的なタレントも含まれていて、彼女らの水着が競技の途中で外れ「ポロリ」してしまうのは、もはや伝統芸の域であった。

 そんな楽しく、人気もあった番組が、今では局側の自主規制で放送できないという。それが本当にさびしく思う。

 欧米などのストレートなポルノに比べ、日本のおっぱい文化は、もっと明るく、健康的なイメージがある。もちろん、可愛くてスタイルのいい娘の水着姿やバストを見れば、ドキドキもするだろう。しかし、それば陰湿な「性的衝動」とは異なり、もっと明るく平和的な「エロい気持ち」なのである。

 それが、テレビに映ったからといって、誰が傷つくものでもないと思う。それでクレームを入れるような人たちは、何を放送したところで文句は言ってくるのだ。

 そんな番組が自主規制される一方で、タレントの濃厚なキスシーンは平気で放送する。そこに矛盾を感じる。

 誤解のないように言っておくが、私は別に『LAST KISS』を放送するな、と言いたいわけではない。

 Twitterの反応を見ても、ショックを受けるファンがいる一方「見ていてキュンキュンした」「恋愛っていいなぁ」などの好意的な書き込みも見られた。出演にあたっては、本人も事務所も納得した上でのことなのだから、そこをどうこう言うつもりもない。

 ただ、同じように多少の批判があるからと言って、なんでもかんでも必要以上に自主規制してしまう風潮に納得がいかないのだ。

 多少の批判を覚悟の上で、挑戦的な番組を作ってくれるというのは、視聴者側からすれば大歓迎である。極端な話、民放のテレビなど、別にこちらがお金を払っているわけではないのだから、嫌なら見なければいいだけの話なのだ。

 だから、私がここで力説してどうなることでもないのはわかっているが、変な自主規制などせず、テレビの番組は常に自由であって欲しい。何十年間、テレビを見続けてきた、いちテレビっ子としての望みである。

 あと、お願いです。何年かかってもいいから、「水泳大会」何とか復活させてください!
(文=プレヤード)

元AKB・永尾まりやの濃厚キスにヲタ悲鳴! テレビ番組の自主規制はどうなってるの?のページです。おたぽるは、アイドルアイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

PICK UP ギャラリー
写真new
写真
写真
写真
写真
写真

ギャラリー一覧

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!