【速報3】CG児童ポルノ裁判記者会見 堂々と不当判決を批判する被告に、今後の創作活動も聞いた

jipsaiban_0315.jpg左から山口貴士弁護士、被告の高橋証さん、壇俊光弁護士

 検察官の主張する34枚の画像中、児童ポルノはわずかに3枚だけ──。

 不当な判決が下されたCG児童ポルノ裁判。判決後、午後4時から司法記者クラブで行われた記者会見で、主任弁護人の山口貴士弁護士は判決の不当性を非難した。

「量刑としてはまけられているが、児童ポルノとして認定してはならないものを児童ポルノとして認定している点で、不当な判決です。裁判所は『聖少女伝説』については、どのCGも児童ポルノと該当しないと判断している。『聖少女伝説2』のほうを正当に判断しなかったことは残念に思っている」

 さらに、山口弁護士は「懲役1年、罰金30万円」という量刑が、重すぎる点も指摘する。

「求刑2年、罰金100万円は、CG画像34枚のもの。実際には1割以下しか認定しなかったことを考えると、被告人に『これ以上の創作活動を行うな』と圧力をかけようとするものとも思われます。その点についても不当だと考えています」

 弁護団の壇俊光弁護士は、判決の恣意性を指摘。「全面的に無罪となることを避けるために、一般人ならどう思うかという社会的法益を取り入れたと考えている。この判決では、何が処罰されるべきか否かを裁判所は何も応えておらず、今後の創作活動を萎縮させる効果は高い」と述べた。

 なぜ有罪判決が下されてしまったのか。実のところ弁護団の頭にも疑問符が浮かんでいる。

 というのも、判決では裁判官が早口で要旨を読んだだけ。タナー法による判定や検察官が証拠として示した少女ヌード写真との同一性といった観点からふるいにかけていくと、最終的に3枚が残り、そこには輪郭をなぞっているような意図が見られる云々……。

 被告と弁護団の「CGではなく創作的意図を持った絵画」との主張がなぜ受け入れられなかったかなど、疑問はつきない。それらの検証は、判決文を熟読してからということになる。

 さて、3年あまりにわたる裁判を戦ってきた被告の高橋証さんは「芸術活動の価値が理解されなかったようで残念です」とコメント。弁護団が用意した「不当判決」と記された「びろーん」を手に、じっと前を見つめて写真撮影に応じた。

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