これまでの公判で、トレースやコラージュでないことは明らかになっている。さまざまな報道で「CGで裸の少女を描いた」といった言葉が使われていることも、誤解を呼んでいる原因だ(そもそも、高橋さんは一度もCGという言葉を使っておらず一貫して「絵」と述べている)。
実際にはCGを用いて写真のような人物画を描いてみたいという意図が先にあったことは、述べておかねばならぬだろう。
根本的な問題は、創作物が児童ポルノであるとされたことである。
今、必要なのは法や制度の解釈で語るのではなく、尖った表現方法は、いつの時代でも秩序の維持を図る権力の弾圧を招くということである。
高裁に場を移し、改めて創作であることを訴えることになった高橋さん。被告になったことや、今回の有罪判決に生活に支障があるのではないかと尋ねてみたところ、「周囲の人々は、ちゃんと理解してくれているので大丈夫です」と、朗らかに語った。
一方で、すべてが手弁当の弁護団は苦労している様子も。ますますのカンパが求められているようだ。
※弁護団より新聞・テレビなどでも報道されたため問題ない旨が述べられたため、実名報道に切り替えます。
(取材・文=ルポライター/昼間たかし)
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