ゲームアプリ全盛の一方で、愛好家の間で根強い人気を保っているのがテーブルトークRPG(TRPG)などの“非電源”ゲームだ。そして最近これらアナログなゲームの人気がじわじわ拡大しているというから興味深い。
■愛好者が増えつつあるアナログゲーム
毎年アメリカ・インディアナ州インディアナポリスで開催される世界最大規模のアナログゲームの祭典「GenCon(ジェンコン)」は今年も7月30日~8月2日に開催された。GenConは今年で48回目を迎える伝統あるイベントで、ボードゲームからカードゲーム、TRPG、ウォーゲームなどに加えて、一部ではWii Uなどの“電源系”ゲームも若干出展されて多くの来場客で賑わうコンベンションである。会場では愛好家同士のゲームプレイも行なわれ、情報交換や交流が盛んに行なわれているのも特徴だ。
そして今年の「Gen Con Indy 2015」は過去最高の6万1423人の来場客を集めたということで、アナログゲームの人気が徐々に高まっていることが改めて確認されることになったのだ。アメリカはもちろん、世界40カ国以上のゲーム出版社が400タイトル以上ものボードゲームを展示し史上最大規模になった今年のGen Conだが、来場客数は2010年から増加の一途を辿っており、2010年の3万46人からこの5年で倍増したかたちになる。
一方、日本で年に3回開催されている“非電源”ゲームの祭典「ゲームマーケット」も順調に来場客数を伸ばしており「Wikipedia」によれば、2010春の約2200名から、2014春は約6500名、2015春は約8500名と増え続けている。ゲームマーケットは東京で春と秋に、関西方面で冬に開催しており、参加者の年齢層が幅広いのが特徴で、低年齢層でも楽しめる専用のブースやフリースペースが設けられていることから親子連れの来場客も多い。有名なゲームデザイナーによるサイン会やトークショーなども行なわれているようだ。
着々と人気を盛り上げているこれら“非電源”ゲームだが、ゲーム人口を盛り返すことができたのは、あるTRPGの存在が大きいということだ。
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