ゲネプロを終えた感想として栞菜は、緊張はしてものの「リラックスしてできた」と語っていたが、相手が気心のしれた船岡だったからかも知れない。一方、同じくダブル主演の船岡咲は、普段と違う雰囲気の役柄にも「いい意味で無理をしていて、楽しい」と語った。
不良生徒、紅島弓矢役の楠世蓮は、いきなり血だらけの金属バットを持って登場。制服のシャツも血まみれで、ゾンビを倒して来た様子。もし自分がゾンビになっても、この子を襲う勇気は出ないなと思わせる迫力だった。ゲネプロ後の質疑応答では、柔和な表情を見せながら「毎回楽しいんですが、毎回すごく疲れます。今日も声がだんだんと枯れて来て」と、全力の演技ゆえの悩みを吐露していた。先日も稽古中にアザが出来たと言っていたが、この日も膝を擦りむいた様子で、文字通り体当たりの演技をみせていた。
生徒会長、青池和磨役の大倉愛は、実際の学校生活でも学級委員ばかりやっていたとのことでリアルさは確かなもの。役どころも主人公の優をはじめ、生徒みんなを優しく見守りつつ、しっかりとした態度で引っ張っていくリーダーらしさを見せていた。その凛とした表情、自ら大きな決断をする潔さが役でありながらも、大倉自身の持つ性分なのではないかと思わせるシーンがいくつかあった。ここ暫くは「真面目な役がなかった」、前回のアリスインプロジェクトの公演『ヨルハ』でも「乱暴な役だった」と語る彼女。今回の役に合わせて髪を黒くした事で周囲からは「クレオパトラ」と言われたそうだが、案外真面目で真っ直ぐな役柄の方が合っているのかも知れない。
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