舞台のセット、役者たちの気合いが尋常でない! “栞菜の演技に惹かれた舞台”『アリスインデッドリースクール』レポ

 8月12日、池袋シアターKASSAIにて、アリスインプロジェクトの舞台『アリスインデッドリースクール ビヨンド』の上演が開始された。本稿では、同日に行われたゲネプロ公演をリポートする。

『アリスインデッドリースクール』は、アリスインプロジェクトの2015年8月公演として上演が決定したもの。本作は、2010年のアリスインプロジェクト旗揚げ公演作品にして再演希望NO.1の舞台。2013年の再演に続き、今年3月に大阪、6月に名古屋でも上演され大好評を博した。今回、東京での凱旋公演。物語の世界観をさらにバージョンアップさせた『アリスインデッドリースクール ビヨンド』として登場することとなった。

 まず、会場であるシアターKASSAIに入って驚いたのが、学校の屋上を再現した舞台セットの精巧さ。出演者の海老原優花が直前にTwitterで公開していた写真を見て、宣材用にどこかの屋上で撮られたものだと勘違いしていた。会場に入ってそれそのものが目の前にあると分かって、いささか興奮した。筆者は数年前、建物の設備に関わる仕事をしていて年間数百棟ものビルの屋上を見てきた。その分、今回の舞台セットで表現された屋上のリアルさに驚かざるを得なかった。

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 電灯、塔屋に上がる為のハシゴ、UHFアンテナ、柵、それに施された錆びや汚れ。どれをとっても本物と見間違う程だった。演出・扇田賢氏によれば、シアターKASSAIに来て、ほぼ1時間ですべてのセットが組まれたという。青木拓也氏による舞台美術の見事さに言葉が出なかった。もちろん、精巧なセットにも負けず、役者たちの気合の入り方も尋常ではなかった。

 本作は、栞菜(墨尾優役)と船岡咲(百村信子役)のダブル主演となっている。漫才研究部に所属する生徒としてコンビを組む形になるのだが、共演経験の多さもあってか、見事な掛け合いを披露していた。本来の二人は「船岡がボケ、栞菜がツッコミ」らしいが、劇中は逆の立場になっていて面白い。冒頭からの漫才シーンには、何度も爆笑せざるを得なかった。

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