往年のファンは「“たわし”じゃなきゃ!」と反発 「ラングリッサー」シリーズ最新作にブーイング多数

1507_langrisser.jpgラングリッサー リインカーネーション -転生-(画像左/公式サイトより)と、ラングリッサーIII(画像右/Amazonより)。

 今月23日、「ラングリッサー」シリーズの最新作、ニンテンドー3DS用ソフト『ラングリッサー リインカーネーション -転生-』が発売された。1998年に発売されたセガサターン用ソフト『ラングリッサーV』以来、実に17年ぶりのシリーズ新作となるだけに多くのファンが期待を寄せていたが、ファンの反応は「PS1並の性能」「出来が悪くて哀しい気持ちになる」など、どうやら落胆の声が目立っているようだ。

 1991年にメガドライブ用ソフトとして誕生した「ラングリッサー」シリーズ。その後、スーパーファミコンやプレイステーションなど、多くのハードでシリーズソフトが発売されたシミュレーションRPGだ。同シリーズは、戦いに参加するキャラクターが傭兵を雇い、共に戦闘を行うというシステム。傭兵・キャラクター含めそれぞれのユニットには特性(属性)があり、相性が設定されている。2つの特徴により、指揮範囲と相性からなる傭兵システムが、同シリーズの戦闘の魅力となっている。

 いよいよ発売となった新作では、各ユニットの特性や指揮官と傭兵など、同シリーズ伝統のシステムは引き継ぎつつ、操作性を大幅に向上させているとのことだが、「テンポ悪すぎ」「PS版の方がマシ」など、その出来にプレイしたファンからは残念がる声が多く上がっている。また、「もはやゲームのグラ(フィック)じゃない」「グラをごまかすために顔デカ族みたいなキャラにしてんだよ」と、グラフィックに対する評価も極めて低い。

 特に往年のファンから反発の声が大きいのが、キャラクターデザインの変更について。これまで、「ラングリッサー」シリーズのキャラクターデザインは、「グローランサー」シリーズや「アマランス」シリーズなどで知られる、うるし原智志氏でお馴染みだった。ところが、今作では『超速変形ジャイロゼッター』でキャラクター原案を担当したカイエダヒロシ氏に変更。これは、ゲームシステムをそのままにデザインを変更することで、新規ファンの取り込みを図ったという。結果、やはりシリーズに慣れ親しんだファンは「たわし(うるし原氏の愛称)じゃないと満足できん」「たわしでないと価値が半分以下」「信者に売るなら、たわし継続だろ!」と強い反発を示している。

  今回の『ラングリッサー リインカーネーション -転生-』は、メサイヤゲームスの第1弾タイトル。メサイヤゲームス自体、アクの強いシューティングゲーム『超兄貴』や宇宙時代の世界戦争を背景にしたアクション・シューティング『重装機兵レイノス』で知られたゲームブランド・メサイヤを昨年復活させたものだが、せっかくの“新生”も前途多難といえそうだ……。

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