クラウドファンディングの“虚偽支援”によってインディーゲームの企画がとん挫【ざっくりゲームニュース】

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかるゲームニュース!

1505gamenews14.jpgKickstarter内『Dimension Drive』ページより。

 今日は期待の新作インディーズゲームが、1人のユーザーの“虚偽支援”によって、企画がとん挫するという衝撃的なニュースから。そのインディーズゲームとは、2Awesome Studioが企画していた『Dimension Drive』という縦シューティングゲーム。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」を通して資金を集めていた本作は、今月14日までに3万ユーロ(約408万円)を確保せねばならなかったが、最終日に1人のユーザーから7000ユーロ(約95万円)の支援を受けたことで、ギリギリ目標金額を達成。ところがその後、2Awesome Studioは、「7000ユーロの支援は虚偽のものであり、『Dimension Drive』の最終的な確保金額が2万3481ユーロへと修正されたことで、キャンペーンのゴール達成は取り消しになってしまった」といった旨をTwitter(@2AwesomeStudio)にて報告。多くのスタッフがショックを受けたようだが、今後の方針が決まった際には改めて報告するとのことだ。

 次に警視庁サイバー犯罪対策課は昨日、オンラインゲームを有利に進めるための不正プログラムを販売したとして、兵庫県在住の無職・山本昭秀容疑者を不正競争防止法違反の容疑で逮捕したと発表した。同課の発表によると、山本容疑者は「金銭目的で不正プログラムを販売した」と容疑を認めているという。また同容疑者は、2010年夏ごろから4社6タイトルに対応するプログラムを販売、少なくとも約500アカウントがそのプログラムを使用していたとのこと。オンラインゲームでの不正行為は運営会社や正規ユーザーにとっての悩みのタネであっただけに、今回のニュースはかなりの朗報といえるだろう。

 最後は『キングダムハーツ』ファン向けのニュース。株式会社スクウェア・エニックスは本日、iOSおよびAndroid向けに『キングダムハーツ アンチェインド キー』を発表した。また今回の発表に併せて、ティザーサイトをオープンしており、公式Twitter(@_KINGDOMHEARTS)によると、詳細は後日公開される模様。ジャンルはシリーズ本編と同様にRPGのようだが、アクション要素があるのか気になるところ。なお本作は『キングダム ハーツ コーデッド』以来、6年ぶりのモバイル端末向け作品となる。コンシューマ向けの新作『KHIII』との関連も噂されていることもあり、続報には各方面から注目が集まりそうだ。

■今回紹介したゲーム情報関連のサイトなどは以下より
・Kickstarterに掲載されている『Dimension Drive』のページ
https://www.kickstarter.com/projects/2awesomestudio/dimension-drive
・『キングダムハーツ アンチェインド キー』公式サイト
http://www.square-enix.co.jp/kingdom/uc/

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