謎解きで全国が熱くなる! 『リアル脱出ゲーム×ONE PIECE~海底監獄インペルダウンからの脱出~』レポート

 まず、会場へ足を運ぶ方に一つご忠告。イベント参加者は囚人として「インペルダウンに入所する」ため、イベント会場に入った瞬間から囚人扱いされます。そこかしこにいる看守(スタッフ)たちから命令されますので、驚かないようにしてください。筆者は入り口で囚人番号を尋ねられ(入場時に番号札を渡されます)答えたところ、「声が小さーい!!」と怒られました(笑)。

1407_opes_3.jpgプレス公演の様子。

 さて、気を取り直して謎解きへ。今回のイベントは、6人一組のチームに分かれ、謎解きしていくチーム戦です。1時間の制限時間内に答えを導き出し、「軍艦」を模したステージに正しく乗り込めればクリアとなります。基本的に謎解きは指定のテーブルでチームごとに行い、ヒントは広い会場内を探し回るのがルール。チームメイトと相談し、最初に役割分担をしておくことが脱出成功の秘訣となるでしょう。

 筆者たちのチームは、まず2人のチームメイトがテーブルに残り、4人がヒントを探しに動き出しました。チームメイトとの話し合いもスムーズでいい滑り出しかと思いましたが、Zeppはとにかく広い! 今回のイベントでは、謎解き会場の他、ヒントを得るために1階全体を歩き回らなければいけません。また場合によっては、謎を解いていく過程で2階への移動も必要となります。入場とともに渡される地図を見れば迷いはしませんが、その移動時間を差し引いて謎解きしていくのが至難の業。リアル脱出ゲーム成功者となるには、ひらめきと効率が何より大事でしょう。

 ともあれ、制限時間の割り振りを頭にたたき込んでおかなかった筆者は、ヒント探しから大失態。テーブルに戻った時にはかなりの時間が経過していました。とはいえ泣き言を言っている時間はありません。一刻も早くゴールへの道を切り開くため、複数用意された謎解きの一つに取りかかります。

 じわじわと迫り来る緊張感の中、さらに20分経過――ああでもない、こうでもないとチームメイト一同頭をひねるものの、我がチームは一向に答えが出揃いません。見かねたイベントスタッフの方に付きっきりで導いてもらうという体たらくで、ようやく次なるステップに進むことができました。新たな問題を入手し、謎解きはここからが本番! ……と勢い込んだのはいいものの、徐々に複雑になっていく問題を前に我がチームはまたも立ち往生。軍艦に乗り込む他のチームを尻目に、焦りばかりが募ります。結局、中途半端な答えのままタイムオーバーとなってしまいました。

1407_opes_2.jpgプレス公演の様子。

 今回のイベントは、最初に説明した通り「軍艦(ステージ)に乗りこむこと」が脱出成功の条件です。つまり、謎解き終了の合図が鳴り響いた時、ステージ上にいなかった参加者はその時点で失格。筆者たちは言うに及ばず、終了の合図までに謎を解き明かしていたとしても、ステージに上がる列に並んでいただけでは成功者の仲間入りはできません。制限時間間際の人が殺到する時間を避け、早めにステージへ向かうことも作戦の内といえるでしょう。

 そして、カウントダウン終了後は株式会社スクラップ代表・司会の加藤隆生氏による答え合わせが行われます。明かされた答えを照らし合わせると、筆者たちの終了地点は用意された謎の半分にさしかかったところ。筆者の感覚では「あれで半分か」と思える量でした。ちなみに脱出成功したチームは、17組中3組。加藤氏は「いつもより多い」とちょっと悔しそうでしたが、1組だって成功者がいれば十分驚きです!! 会場では、脱出成功チームが発表されると声援がわき起こりました。

 リアル脱出ゲームへの参加は2回目となる筆者ですが、前回参加した『DEATH NOTE×リアル脱出ゲーム』に比べると、『リアル脱出ゲーム×ONE PIECE』はより子どもにも楽しめる内容だったように思います。問題の難易度ではなく、答えを導き出す過程や答えそのものに『ONE PIECE』らしい遊び心があるように感じられました。ルフィのような童心を忘れず謎解きを楽しめば、ひらめきの女神も微笑んでくれるはず! この夏、世界一魅力的な海賊たちと友情を築いてみませんか?
(取材・文/牧野絵美)

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