アニメ『放課後さいころ倶楽部』ゲーム作家の奥深さ…アナログボードゲームの魅力にメロメロな第4話

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『放課後さいころ倶楽部』公式HPより

 魅力的なボードゲームの世界に引き込まれた女子高生が、ゲームを通して仲間との友情を深め、成長していく青春ストーリー『放課後さいころ倶楽部』。第4話がオンエアされた。

第4話「ミドリの夢」
 楽しい時間を一緒に過ごせる仲間ができた美姫にとって、一学期はあっという間に過ぎ、文化祭の季節が近づいてきていた。

そのころ、生徒会副会長の渋沢蓮は、文化祭の催しの良いアイデアが浮かばず悶々としていた。蓮は中学のときの後輩だった翠に協力をお願いするのだが、「他にやりたいことがあるから」と断られてしまう。諦め切れない蓮は翠のバイト先のボードゲーム店『さいころ倶楽部』に乗り込み、ボードゲームで決着をつけようと持ちかける…。果たして翠の『やりたいこと』とは…?

 冒頭からメインキャラじゃないキャラクターが話を回すスタイル多い。今回は公式サイトに載っていない生徒会副会長さんが前半の物語を展開させた。

 彼女は事故で入院している生徒会長の代わりに文化祭を成功させようと必死になっている。そのためにはある人の力を借りないといけないと決意し、美姫たちのクラスへと足を運ぶ。 目的はもちろん美姫ではなく、学級員の翠。

 副会長さんと翠は中学のころに生徒会でコンビを混んでおり、いいチームワークで学校を盛り上げていたようだ。その時のように今、翠の力を借りて文化祭を盛り上げたいというのだ。
  
 しかし、翠は現在バイトをしているために生徒会に割く時間がない。副会長さんの頼みは断ることになってしまう。しかし、いくらいっても聞いてくれない彼女。翠がバイトをしているのにはキチンと意味があるというのに「たかがゲームにそんなに一生懸命なのはおかしい」と言いだす。

 さすがにそれには反応した翠は副会長さんにボードゲームで勝負を提案する。副会長さんが勝ったら翠は言う事をきき生徒会に入り、翠が勝ったら諦めてもらうという約束だ。

 今回遊ぶゲームは二ムトというシンプルなゲーム。遊び方は104まで書かれたカードを1人10枚ずつ配り、残ったカードは山札となる。山札の中から4枚を場に並べて準備は完了。全員が手札から1枚を選んでオープンし、数字の小さい準に並べていく。この時一番近い数字の後ろに並べるきまりで、これを手札がなくなるまで繰り返すのだが、問題は6枚目。6枚目を出した人はその列の前5枚を引きとることになり、今出したカードは先頭に並べられる。

 手持ちのカードがなくなった時に牛のマークが沢山ある人が負けという、とてもシンプルなゲームだが奥が深そう。シンプルだからこそ策略によって勝敗に差がつきそうだ。

 さっそく始めていくが、翠はまったく容赦なく副会長さんを追い詰めていく。翠は小学生のころに兄に連れられこの店に初めて訪れボードゲームに触れた。ゲームのパッケージにはゲームを作った人の名前が記載されており、作った人のことを「ゲーム作家」という事を知った。

 こんなに単純なゲームなのに頭を最大限に使いこんなに楽しいものがあるのかと知った翠は、たちまちボードゲームの世界に魅了され、ゲーム作家になることを志したのだった。ずっとごねていた副会長だったが、ゲームに負け、ここまではっきりと夢を語られてしまうともう何も言えなくなってしまうのであった。

 翠の夢がすてきだ。ボードゲームにそんな歴史があったことも知らなかったので、パッケージを覗きたくなる。かくして、高校生活は夢に向かって進むために必要なことをすると心に決めている翠。これからも学校と職場で楽しいゲームをたくさん紹介してもらいたい。
(文=三澤凛)

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