まさか、このタイトルも海外に市場があったとは。アークシステムワークスが配信を開始した『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』が話題です。
このゲームは、シリーズでは初となる女性主人公の「みさこ」と「きょうこ」を動かして戦う、くにおくんシリーズの最新作。
……と、今の時代に「くにおくんシリーズ」といって、どれだけの人が理解できるでしょう。これはテクノスジャパンが1986年にリリースした『熱血硬派くにおくん』に始まるシリーズ。当時でもすでに絶滅危惧種だった熱血硬派な正義の不良・くにおくんを動かして進めていくアクションゲームでした。
当初アーケードゲームとして発売したこのタイトルはファミコンに移植。大変なヒット作になり続編もリリース。テクノスジャパンはその売り上げで中野区にビルを建てるほどでした。
しかし、このシリーズ以外にヒットを出すことができず同社は1996年に倒産。それでも、シリーズの人気は衰えず様々な形で現在まで続いています。
さて、そんなシリーズの最新作なのですが、なぜか中国でも話題です。中国のゲーム情報サイトでは「《热血硬派国夫君》系列”的最新作」として、このシリーズは30年あまり愛されている人気シリーズだということを記しています。
ただ気になるのは「硬派」とか「正義の不良」という概念を中国のユーザーは理解できているかということ。どこのサイトにもそういう説明はないのですがゲーム内では「ロックスターやヤクザと戦う」などの記述があるので、ある程度ニュアンスが伝わっているような気がします。
今では少なくなりましたが、中国では一つのカセットに数十本のゲームが入っている海賊版のファミコンカセットが当たり前に流通している時代がありました。それらのおかげで、意外に作品は知られているのかも知れません。
(文=中国ニュース取材班)
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